オーミメリッサ（2004年生、母レモンバーム）

オーミメリッサ（2004年5月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ハーブの一種、シソ科の多年草」。毛色は青毛。種牡馬のデザートキング（当時10歳）と交配したレモンバームが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）三石ビクトリーファーム。戦績は、中央平地15戦0勝、地方21戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の兵庫米特別(B2二)。

経歴

デビュー前

田島良保厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

12月9日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は426kg。18頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

3歳（2007年）

1月8日、中3週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

3月25日、中3週で迎えた5戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。17頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり15着に終わった。

7月22日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

8月25日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた8戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

10月6日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

10月14日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

11月14日、中3週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた11戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D5四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上D6一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったナムラマッハに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

12月13日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上D4一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイワタキオンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2008年）

1月4日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上D5三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で有馬澄男騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず3着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上D2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で有馬澄男騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のギフトラップを3/4馬身振り切って2勝目を手に入れた。

5月14日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、4歳以上D1三（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で有馬澄男騎手（5戦2勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上D3一（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で有馬澄男騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上D2四（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で有馬澄男騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のタイキスラッガーに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月10日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上C6一（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で有馬澄男騎手（8戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したワイカラーズにハナ差届かず2着に甘んじた。

8月5日、中3週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた20戦目は、4歳以上C4一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で有馬澄男騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のラドランワースに1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月26日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で有馬澄男騎手（10戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のケイアイコンテンツを3/4馬身振り切って1番人気に応えた。

9月23日、中3週で迎えた22戦目は、有馬温泉兵衛向陽閣特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で有馬澄男騎手（11戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のラブイズキングに2馬身の差をつけて6勝目を獲得した。

10月8日、中1週で迎えた23戦目は、兵庫米特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で有馬澄男騎手（12戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のセンターセレブルに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月5日、中3週で迎えた24戦目は、「近江しゃも」特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で有馬澄男騎手（13戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた25戦目は、兵庫オーナーズカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で有馬澄男騎手（14戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したアクアレイジアにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月18日、中3週で迎えた26戦目は、近松のまちあまがさき特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で有馬澄男騎手（15戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた27戦目は、大晦日特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で有馬澄男騎手（16戦7勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

5歳（2009年）

1月12日、中1週で迎えた28戦目は、ジャニュアリーカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で有馬澄男騎手（17戦7勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

1月30日、中2週で迎えた29戦目は、ガーネット特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で有馬澄男騎手（18戦7勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた30戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は20戦連続で有馬澄男騎手（19戦7勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は21戦連続で有馬澄男騎手（20戦7勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

7月11日、約4か月の休養明けで迎えた32戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた33戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の若戸特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた34戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた35戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた36戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。