アデオス（2004年生、母エリモファンタジー）

アデオス（2004年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「艶やかな男」。毛色は栗毛。種牡馬のカリズマティック（当時8歳）と交配したエリモファンタジーが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）エクセルマネジメント。戦績は、中央平地8戦0勝、地方11戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上C6一。

経歴

デビュー前

清水出美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

3月18日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

7月28日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びを欠き12着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で池添謙一騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で池添謙一騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた7戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた9戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D6二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のケンブリッジアースに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上D2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったナムラマッハに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

4歳（2008年）

1月4日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた11戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズステージファイナル（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、オラクルメサイアに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

1月17日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上D2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は寺地誠一騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るサクラセラフィムを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って圧倒的支持に応えた。

1月31日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C6二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったユキミプロスパーに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

2月12日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C6一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で寺地誠一騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のストライキングをクビ差振り切って断然の支持に応えた。

2月28日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で寺地誠一騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したグラスマイウエーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

3月13日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で寺地誠一騎手（6戦3勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

3月25日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

4月8日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた18戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

10月24日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から32kg減らして迎えた19戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、野牡丹特別（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。