タリズマ（2014年生、母フェールクークー）

タリズマ（2014年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「魔除け（ポルトガル語）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のアドマイヤマックス（当時15歳）と交配したフェールクークーが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方15戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2017年のホットレッド賞(C1一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、日進牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ジェイエスによって777.6万円で落札された。

奥村武厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

7月10日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

8月13日、中4週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月8日、中7週で迎えた3戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

3歳（2017年）

1月21日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

3月20日、中7週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

4月24日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、ジョリヴィサージュに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

5月8日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた7戦目は、3歳C2二（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のコスモリョウゲツに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

5月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のホットレッド賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では息長く末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のレオチェックメイトに4馬身の差をつけて順当に勝利した。

6月26日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、3歳戦の南天賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く3着に敗れた。

11月13日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた10戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原辰徳騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

11月19日、連闘で迎えた11戦目は、JA岩手ふるさと金色の風杯（水沢ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で菅原辰徳騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で菅原辰徳騎手（6戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

12月10日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で菅原辰徳騎手（7戦2勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で菅原辰徳騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4歳（2018年）

1月3日、中0週で迎えた15戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で菅原辰徳騎手（9戦2勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

3月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で菅原辰徳騎手（10戦2勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

4月3日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で菅原辰徳騎手（11戦2勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた18戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

4月23日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（12戦2勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（13戦2勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。