ジェロボーム（2017年生、母ワイメアビーチ）

ジェロボーム（2017年2月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ワインボトルの種類」。毛色は栗毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時8歳）と交配したワイメアビーチが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者はチャンピオンズファーム。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、チャンピオンズファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

古賀慎明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

10月5日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月30日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったヒートライトニングに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

12月21日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

3歳（2020年）

1月19日、中3週で迎えた5戦目は、O.マーフィー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したラマトリスを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月8日、中6週で迎えた6戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったルコントブルーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月21日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、勝ったギャラクシーソウルにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月12日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（5戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、勝ったガルナッチャにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

5月9日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のルミナスナイトに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月10日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

4歳（2021年）

2月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（6戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

3月27日、中5週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（7戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したジュールサイクルにアタマ差届かず2着に惜敗した。

4月25日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（8戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシャーレに1馬身1/4の差をつけて2勝目を獲得した。

5月22日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（9戦1勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入った。

10月17日、約5か月の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で三浦皇成騎手（10戦1勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

12月4日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの中京スポニチ賞（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

5歳（2022年）

2月5日、中8週で馬体重を前走から22kg戻して迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（11戦1勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

5月21日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（12戦1勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のスイートフィルをハナ差振り切って勝利をモノにする

6月12日、中2週で迎えた22戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの夏至ステークス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

10月9日、約4か月の休み明けで迎えた23戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの神無月ステークス（東京ダート1600m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

12月18日、中9週で迎えた24戦目は、H.H.ドイル騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの北総ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

2022年12月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。