ヒシエクストリーム（2011年生、母ヒシワンスモア）

ヒシエクストリーム（2011年2月26日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋極端」。毛色は鹿毛。種牡馬のSky Mesa（当時11歳）と交配したヒシワンスモアが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。戦績は、中央平地2戦0勝、地方22戦11勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の東海キング(一般A)。

経歴

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

3月8日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は522kg。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

5月5日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の綾華☆フォトコン優秀賞受賞記念（名古屋ダート800m 雨/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラストカレンナに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月21日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマイチリーダーに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコイサンコールに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月25日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（3戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタムザセカンドに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（4戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバトルジャングルに5馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

7月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のコノハズク特別（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（5戦5勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったノゾミダイヤに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月1日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のほととぎす特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宇都英樹騎手（6戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るビビッドオーブを別次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

8月18日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の雷鳥特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で宇都英樹騎手（7戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナムラショコラに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月3日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のキジバト特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で宇都英樹騎手（8戦7勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のピースフルリバティに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月19日、中1週で迎えた12戦目は、ナナカマド特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で宇都英樹騎手（9戦8勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したアイノタマテバコを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

10月1日、中1週で迎えた13戦目は、ヒマラヤ杉賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で宇都英樹騎手（10戦8勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るライブリヘイローを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って断然人気に応えた。

11月6日、中4週で迎えた14戦目は、さざんか特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で宇都英樹騎手（11戦9勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のゴールドピューマに1馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

11月21日、中1週で迎えた15戦目は、東海キング（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で宇都英樹騎手（12戦10勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のロードパルジファルに1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月5日、中1週で迎えた16戦目は、タンザナイトオープン（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で宇都英樹騎手（13戦11勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

4歳（2015年）

1月15日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、まんさく特別（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は15戦連続で宇都英樹騎手（14戦11勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

2月12日、中3週で迎えた18戦目は、紅梅特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で宇都英樹騎手（15戦11勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた19戦目は、ノースポール特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で宇都英樹騎手（16戦11勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた20戦目は、里桜特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は18戦連続で宇都英樹騎手（17戦11勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

7月9日、約4か月の休み明けで迎えた21戦目は、夏椿特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は19戦連続で宇都英樹騎手（18戦11勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

7月17日、連闘で迎えた22戦目は、くすの木特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は20戦連続で宇都英樹騎手（19戦11勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

8月19日、中4週で迎えた23戦目は、フェニックス特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は21戦連続で宇都英樹騎手（20戦11勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた24戦目は、青桐特別（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は22戦連続で宇都英樹騎手（21戦11勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。