フィールファイン（1989年生、母フイーリングオーク）

フィールファイン（1989年4月16日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のストラダビンスキー（当時14歳）と交配したフイーリングオークが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は外舘万明。戦績は、中央平地15戦1勝、地方22戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1991年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

9月14日、デビュー戦は佐藤吉勝騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り雨/不良）に出走。馬体重は460kg。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒサノマーヤに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月5日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定3歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤吉勝騎手（1戦1勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

10月20日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた3戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

11月16日、中3週で迎えた4戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の3歳抽せん馬特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

3歳（1992年）

7月12日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、4歳500万下（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐藤吉勝騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤吉勝騎手（3戦1勝）。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で佐藤吉勝騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

9月12日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤吉勝騎手（5戦1勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた9戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた10戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて10着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本広喜騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では見せ場なく11着に終わった。

4歳（1993年）

1月9日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で橋本広喜騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は減速してしまい15着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 雪/良）に出走。鞍上は6戦連続で橋本広喜騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

4月27日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B3-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月11日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた17戦目は、4歳以上B3-2（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上B3-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺壮騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上B3-2（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺壮騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた20戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B3-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のラシアンレディーに3馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

7月5日、中1週で迎えた21戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた22戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は米倉知騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上B2-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったグランドモガミからクビ差の2着に甘んじた。

8月15日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上B2-3（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（6戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた25戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のリバーダイヤモンドに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月13日、中1週で迎えた26戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（3戦2勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた27戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（4戦2勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったブルーブーケから1馬身差の2着となった。

10月11日、中1週で迎えた28戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月5日、中3週で迎えた29戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月30日、中5週で迎えた31戦目は、一般C1ハ（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高木健騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

5歳（1994年）

1月11日、中1週で迎えた32戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、一般C1ハ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

2月16日、中4週で迎えた33戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、C1ニ（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

6歳（1995年）

1月30日、約11か月半の休み明けで迎えた34戦目は、小野敦騎手を鞍上に迎えて、一般C3チ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた35戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、一般C3リ（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた36戦目は、一般C3リ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小野敦騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた37戦目は、一般C3チ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野敦騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。12着に終わった。