テイエムイタンジ（2006年生、母ドミナスクリスタル）

テイエムイタンジ（2006年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋異端児」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時9歳）と交配したドミナスクリスタルが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）本桐牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方10戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の一般C9。

経歴

デビュー前

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

3月21日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は520kg。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

4月12日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手が足りず15着に敗れた。

5月9日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打ち、かなり遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた6戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦0勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（5戦0勝）。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

8月22日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（6戦0勝）。17頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

12月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走からさらに15kg増やして迎えた10戦目は、宮平鷹志騎手を鞍上に迎えて、一般C24（荒尾ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のブルーベリルに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月31日、中1週で迎えた11戦目は、村島俊策騎手を鞍上に迎えて、一般C26（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のメーテルスマイルに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2010年）

1月19日、中2週で迎えた12戦目は、一般C12（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宮平鷹志騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のシンボリアニマートに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

2月2日、中1週で迎えた13戦目は、皆川麻由美騎手を鞍上に迎えて、一般C9（荒尾ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のクンチャンに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月23日、中2週で迎えた14戦目は、一般C9（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で皆川麻由美騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月3日、中5週で迎えた15戦目は、一般C6（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は村島俊策騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に沈んだ。

4月16日、中1週で迎えた16戦目は、ハルトマンカワイイデスヨ杯（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村島俊策騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったキリシマスピードから2馬身半差の2着に敗北した。

8月7日、約4か月の休み明けで迎えた17戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、海水浴特選（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月1日、中7週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた18戦目は、一般C12（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宮平鷹志騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた19戦目は、一般C13（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮平鷹志騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。8着に敗れた。