ティーサー（2003年生、母キョウエイカナ）

ティーサー（2003年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「香水名（ティーサーヴァンクリフ）より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタイキブリザード（当時12歳）と交配したキョウエイカナが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）インターナシヨナル牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方11戦5勝2着2回。2005年の園田プリンセスカップ(牝地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

野田忍厩舎（西脇）へ入厩。

2歳（2005年）

6月22日、デビュー戦は板野央騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート820m 曇/稍重）に出走。馬体重は485kg。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カルディーノに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月21日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦のキャリーアップ（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゴールドイチモンジに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月24日、中4週で迎えた3戦目は、2歳戦のセカンドトライ（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で板野央騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タイキサンディに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月28日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞の園田プリンセスカップ（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で板野央騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゴールドハートランに3馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

11月6日、中5週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のセカンドトライ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は板野央騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアイランドイチに3馬身の差をつけて3勝目を収める

12月30日、中4週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の園田ジュニアカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（5戦3勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

3歳（2006年）

1月19日、中2週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の園田クイーンセレクション（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で板野央騎手（6戦3勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた9戦目は、3歳T1（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で板野央騎手（7戦3勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のウーマンドリームを半馬身振り切って4勝目を獲得した。

3月24日、中6週で迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のたんぽぽ特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた11戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアイリス特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

5月9日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のひなげし特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のマユネテンザンに1馬身半の差をつけて制した。