ピースワンデュック（2021年生、母ピースワンオーレ）

ピースワンデュック（2021年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+公爵(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のグレーターロンドン（当時9歳）と交配したピースワンオーレが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は大江牧場。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2024年）

3月9日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したスノーディーヴァにハナ差届かず2着となった。

4月28日、中6週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイスアローリングに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

6月15日、中6週で迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のティムールに1馬身3/4の差をつけて制した。

8月18日、中8週で迎えた4戦目は、3歳以上2勝クラスの阿賀野川特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のバッデレイトをハナ差振り切って1着ゴールを果たした。

10月20日、中8週で迎えた5戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦3勝）。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。