サクラユタカオー（1982年生、母アンジエリカ）

サクラユタカオー（1982年4月29日）は、日本の競走馬、種牡馬。1986年にJRA賞最優秀5歳以上牡馬を受賞した。毛色は栗毛。種牡馬のテスコボーイ（当時19歳）と交配したアンジエリカが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤原牧場。戦績は、中央平地12戦6勝2着1回。1986年の天皇賞（秋）(G1)に勝利した他、1986年のサンケイ大阪杯(G2)を制するなど、G1級競走1勝を含む重賞4勝を挙げた。

経歴

1歳（1984年）

12月1日、12頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のテンポウハヤテに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月23日、11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のシェルブールクインに7馬身の差をつけて勝利をモノにした。

2歳（1985年）

2月10日、12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のジョーダッシュをクビ差制して勝利を決めた。

10月20日、12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月10日、18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。4着に入った。

12月1日、17頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。最後は、勝ったスズパレードから2馬身差の2着に敗北した。

4歳（1986年）

3月30日、G2のサンケイ大阪杯（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は小島太騎手。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のスダホークをアタマ差振り切って勝利した。

4月29日、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場なく14着に敗れた。

10月5日、G2の毎日王冠（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太騎手。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るニッポーテイオーを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利した。

10月26日、G1の天皇賞（秋）（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島太騎手。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るウインザーノットを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけてトップでゴールを走り抜けた。

11月23日、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小島太騎手。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

12月21日、G1の有馬記念（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小島太騎手。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく最後はレジェンドテイオーと並んで6着同着となった。