メイトウアンバー（1987年生、母ポピユラークイン）

メイトウアンバー（1987年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアンバーシヤダイ（当時10歳）と交配したポピユラークインが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）富菜牧場。戦績は、中央平地10戦2勝2着1回、地方18戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1990年の4歳抽せん馬特別(500万下)。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

10月21日、デビュー戦は小池隆生騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は452kg。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったユーセイフェアリーにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

11月19日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のインターヒットに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1990年）

2月4日、中8週で迎えた5戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下の4歳抽せん馬特別（阪神芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

3月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の4歳抽せん馬特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では徐々に前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のマルユールイスを半馬身振り切って2勝目を手に入れた。

3月31日、中2週で迎えた8戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若葉ステークス（中山芝2200m 外回り雨/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた9戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若草ステークス（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた10戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京都4歳特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。17頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

4歳（1991年）

3月29日、約11か月の休み明けで迎えた11戦目は、工藤勉騎手を鞍上に迎えて、一般A1 A2（高崎ダート1900m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた12戦目は、一般A1 A2（高崎ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で工藤勉騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月6日、中2週で迎えた13戦目は、一般A1（高崎ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で工藤勉騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアジサイクィーンに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月26日、中2週で迎えた14戦目は、尾瀬特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で工藤勉騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったアジサイクィーンから1馬身半差の2着に敗北した。

6月13日、中2週で迎えた15戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、坂東太郎賞（高崎ダート1900m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のダイワヘンリーに5馬身の差をつけて制した。

10月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、群馬記念（高崎ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は工藤勉騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6歳（1993年）

3月4日、約17か月の休み明けで迎えた17戦目は、一般A（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で工藤勉騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた18戦目は、一般A（高崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で工藤勉騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた19戦目は、一般A（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で工藤勉騎手（7戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったクロシオターフからハナ差の2着に甘んじた。

4月15日、中1週で迎えた20戦目は、一般A（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で工藤勉騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた21戦目は、一般A（高崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で工藤勉騎手（9戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた22戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、一般A（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったスダブーケから5馬身差の2着に敗北した。

6月22日、中3週で迎えた23戦目は、見附正徳騎手を鞍上に迎えて、一般A B1（高崎ダート1900m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた24戦目は、赤城山特別（高崎ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は丸山侯彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた25戦目は、米田弘一騎手を鞍上に迎えて、一般A B1（高崎ダート1500m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のセンゲンスターに1馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

9月7日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた26戦目は、井伊慶二騎手を鞍上に迎えて、うぐいす特別（足利ダート1700m 雨/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

7歳（1994年）

3月5日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から19kg戻して迎えた27戦目は、蛯名民男騎手を鞍上に迎えて、一般A2（足利ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月20日、中1週で馬体重を前走から19kg絞って迎えた28戦目は、こぶし特別（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は井伊慶二騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。