マイクロスコープ（2008年生、母アンジュトウショウ）

マイクロスコープ（2008年2月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のオペラハウス（当時20歳）と交配したアンジュトウショウが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、地方35戦9勝2着6回。主な勝ち鞍は2011年の3歳A3。

経歴

デビュー前

金田一昌厩舎（金沢）へ入厩。

3歳（2011年）

6月7日、デビュー戦は加藤和義騎手を鞍上に据えて、3歳B5（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。7頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったトウシンオンピラーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

6月21日、中1週で迎えた2戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳B6（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はニホンピロルナと並んで1着同着となった。

7月19日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、3歳B5（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイノカントリーに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月31日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、3歳戦の祐子29、陽子33の夏記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のコンバットジュエルに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

8月23日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦の漆器まつり特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のゴールドファイターを半馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

9月11日、中2週で迎えた6戦目は、3歳A3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のオーゴンデュランに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

9月25日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の前畑家来場記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉原寛人騎手（5戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の侑加12歳なりたて記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和義騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた9戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、3歳A3（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、アポロセティに3/4馬身交わされて2着となった。

11月15日、中2週で迎えた10戦目は、新そばまつり特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

4歳（2012年）

3月18日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、能登野菜中島菜杯（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で江下英昭騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったラックインバトルに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4月10日、中2週で迎えた12戦目は、大聖寺桜まつり特別（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江下英昭騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1三（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で江下英昭騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、マイネルフィロスにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5月8日、中1週で迎えた14戦目は、東日本大震災復興支援（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で江下英昭騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた15戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のレインボーフォースに2馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

6月5日、中1週で迎えた16戦目は、日高町地区馬産地賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで踏ん張ったが、勝ったマヤノテムジンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

6月19日、中1週で迎えた17戦目は、赤母衣衆特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は江下英昭騎手（6戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた18戦目は、七尾祇園祭特別（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（7戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた19戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、赤澤君DTおめでとう記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のウェディングドレスをクビ差振り切って優勝

8月7日、中1週で迎えた20戦目は、一般B3二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

9月2日、中3週で迎えた21戦目は、IPATカウントダウン30（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた22戦目は、IPATカウントダウン16（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田知弘久騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月2日、中1週で迎えた23戦目は、近代競馬150周年記念のと里山海道特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田知弘久騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラッキーゾーンに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月14日、中1週で迎えた24戦目は、紅葉ウォーク特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田知弘久騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた25戦目は、七尾明治記念相撲特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で田知弘久騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた26戦目は、香林坊ラモーダ1周年特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は江下英昭騎手（8戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた27戦目は、おんねも祭り特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（9戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のパープルキングに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

12月9日、中1週で迎えた28戦目は、一般B3-2（金沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で江下英昭騎手（10戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

5歳（2013年）

3月12日、約3か月の休養明けで迎えた29戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は加藤和義騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた30戦目は、一般B1三（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（6戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

4月2日、連闘で迎えた31戦目は、北陸街道さくらまつり特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（7戦5勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したウインクゴールドを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

4月14日、中1週で迎えた32戦目は、将輝・環結婚式記念杯（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は田知弘久騎手（7戦2勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた33戦目は、境田大悟杯（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（8戦5勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた34戦目は、ゆーりんピック2013（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は江下英昭騎手（11戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた35戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（12戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。