ジパングファイター（2008年生、母ヨコハマヒット）

ジパングファイター（2008年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のテレグノシス（当時9歳）と交配したヨコハマヒットが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は鳥谷勝彦。戦績は、地方32戦10勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の小田原城花菖蒲特別(一般B3二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、鳥谷勝彦から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

柳沢好美厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2010年）

9月30日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は438kg。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ゼニトッタに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月13日、中1週で迎えた2戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

11月9日、中3週で迎えた3戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

3歳（2011年）

5月4日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から40kg増やして迎えた4戦目は、3歳（門別ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のバンマリーに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月18日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

6月21日、中4週で迎えた6戦目は、一般C4-3（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた7戦目は、一般C4-4（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂下秀樹騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、ムーンライトショーに交わされて1馬身差の2着となった。

7月19日、中1週で迎えた8戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、一般C4-3（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のチェリーセブンに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニシノラプターに6馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

10月20日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカルストンドールに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月9日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のゴールドキリーに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月6日、中3週で迎えた12戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、月魚特別（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

4歳（2012年）

1月12日、中4週で迎えた13戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のモエレアンビシャスに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月7日、中1週で迎えた15戦目は、道敏還暦記念杯（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のエンジェルガールに1馬身半の差をつけて7勝目を獲得した。

2月20日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1四（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のフリオペガサスに5馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

3月14日、中2週で迎えた17戦目は、春疾風賞（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では最後まで息が続かず5着に敗れた。

4月13日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、芦ノ湖特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（6戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く粘り込んで、最後は2着のマーティンジーンをクビ差振り切って制した。

4月23日、中0週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた19戦目は、芝桜特別（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で戸崎圭太騎手（7戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた20戦目は、小田原城花菖蒲特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で戸崎圭太騎手（8戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のベルモントカントルに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月6日、中6週で迎えた21戦目は、湘南平特別（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で戸崎圭太騎手（9戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた22戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の文月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

5歳（2013年）

1月7日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた23戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、ありがとう!フリオーソ引退記念（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

2月14日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた24戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般B3三（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

3月21日、中4週で迎えた25戦目は、春霞特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた26戦目は、ポインタース賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

6月12日、中8週で迎えた27戦目は、増田充宏騎手を鞍上に迎えて、南風特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた28戦目は、海開き特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で増田充宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた29戦目は、海風特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で増田充宏騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた30戦目は、秋涼特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で増田充宏騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた31戦目は、赤富士特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた32戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の秋遅草特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。