レノーア（2016年生、母レッドターキー）

レノーア（2016年1月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「『光』の意味を持つ人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時12歳）と交配したレッドターキーが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は神垣道弘。2019年の橘ステークス(オープン)で3着に入った他、2018年のダリア賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

6月9日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は402kg。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエフティイーリスをクビ差振り切って初白星を挙げた。

8月4日、中7週で迎えた2戦目は、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず3着に敗れた。

9月30日、中7週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

11月17日、中6週で迎えた4戦目は、2歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川裕紀人騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

12月9日、中2週で迎えた5戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のつわぶき賞（中京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3歳（2019年）

1月14日、中4週で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（4戦1勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

2月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下の黄梅賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のミトロジーを3/4馬身振り切って2勝目をつかんだ。

5月5日、中9週で迎えた9戦目は、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（6戦2勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

6月1日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの由比ヶ浜特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川裕紀人騎手（7戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のベストアクターをクビ差振り切って制した。

8月10日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの新潟日報賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石川裕紀人騎手（8戦3勝）。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月15日、中8週で迎えた12戦目は、3歳以上3勝クラスの白秋ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で石川裕紀人騎手（9戦3勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

11月10日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上3勝クラスの奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石川裕紀人騎手（10戦3勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

12月28日、中6週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの立志ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石川裕紀人騎手（11戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2020年）

2月8日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上3勝クラスの節分ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で石川裕紀人騎手（12戦3勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

5月24日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で石川裕紀人騎手（13戦3勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

6月21日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上3勝クラスの多摩川ステークス（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で石川裕紀人騎手（14戦3勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、抜け出したレッドレグナントにハナ差届かず2着となった。

8月1日、中5週で迎えた18戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの新潟日報賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったアフランシールにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月22日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上3勝クラスの清津峡ステークス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた20戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの長岡ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

12月6日、約3か月の休み明けで迎えた21戦目は、3歳以上3勝クラスの市川ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（15戦3勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上3勝クラスの2020ファイナルステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（16戦3勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

5歳（2021年）

1月10日、中1週で迎えた23戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの若潮ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

5月29日、約4か月半の休養明けで迎えた24戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの志摩ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はタレてしまい12着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上3勝クラスの多摩川ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（17戦3勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの安達太良ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（18戦3勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

9月12日、中7週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（19戦3勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、3着に入った。

10月10日、中3週で迎えた28戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの北陸ステークス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に敗れた。

12月12日、中8週で迎えた29戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの知立ステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は垂れてしまい18着に終わった。

6歳（2022年）

3月12日、約3か月の休み明けで迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（20戦3勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

4月23日、中5週で迎えた31戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの晩春ステークス（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

7月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた32戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

10月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた33戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの秋風ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい10着に終わった。

11月19日、中6週で迎えた34戦目は、3歳以上3勝クラスのみちのくステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山琉人騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

2022年11月23日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。