デルママオタイ（2015年生、母アジアンビューティ）

デルママオタイ（2015年4月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋中国の地名」。毛色は鹿毛。種牡馬のスウィフトカレント（当時14歳）と交配したアジアンビューティが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はファニーヒルファーム。主な勝ち鞍は2019年の善兵衛金沢競馬場来場記念特別編成(一般B2二)。

経歴

デビュー前

蛯名利弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

5月5日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は450kg。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた2戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

6月23日、中3週で迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた4戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、3歳B8（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた5戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、3歳B8（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

8月14日、連闘で迎えた6戦目は、3歳B（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るボナマティーナを上がり1位タイの末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

8月26日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で平瀬城久騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

9月5日、中0週で迎えた8戦目は、3歳B4（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で平瀬城久騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2五（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で平瀬城久騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアンジュノワールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

10月2日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、ほうらいまつり特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で平瀬城久騎手（5戦2勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1八（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で平瀬城久騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

10月30日、連闘で迎えた12戦目は、平成30年北海道胆振東部地震被災者支援（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で平瀬城久騎手（7戦2勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では圧巻の末脚を披露し、3着に入った。

11月18日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1七（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で平瀬城久騎手（8戦2勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1七（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で平瀬城久騎手（9戦2勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1八（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で平瀬城久騎手（10戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

12月25日、連闘で迎えた16戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2019年）

3月21日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1六（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

4月16日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた19戦目は、一般C1六（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では生来のガッツでどうにかこうにかゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月23日、連闘で馬体重を前走から6kg戻して迎えた20戦目は、風と緑の楽都音楽祭特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1十（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るスマートパートナーを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って優勝

5月28日、中1週で迎えた22戦目は、クレマチス賞（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月11日、中1週で迎えた23戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR金沢第1戦（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、スカイステージにクビ差交わされて2着となった。

6月25日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2六（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

7月2日、連闘で迎えた25戦目は、七尾祇園祭特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦1勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた26戦目は、一般B2六（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2六（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（7戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、ジョージフォンテンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月29日、中7週で迎えた28戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般B2五（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

10月15日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2五（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったサノカナに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月27日、中1週で迎えた30戦目は、朔也君誕生おめでとう記念（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦したが、最後はブラストと並んで3着同着となった。

11月10日、中1週で迎えた31戦目は、牝馬限定戦のオッズパーク杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた32戦目は、善兵衛金沢競馬場来場記念特別編成（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で畑中信司騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るジュエリーハンターを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。

12月3日、連闘で迎えた33戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、一般B1六（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた34戦目は、富山サブカルバーさくらの樹 1周年記念（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

5歳（2020年）

3月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた35戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、菜の花特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた36戦目は、いけもとまさひろ退職記念（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。