バリアントビーナス（2001年生、母ノーザンビーム）

バリアントビーナス（2001年5月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「勇敢なビーナス」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時14歳）と交配したノーザンビームが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は山田祐三。戦績は、中央平地1戦0勝、地方34戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2003年のアタックチャレンジI( 牝)。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2003年）

5月20日、デビュー戦は藤倉寛幸騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月28日、連闘で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤倉寛幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったトミノヒトミから2馬身差の2着となった。

6月10日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤倉寛幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったクラマサライデンから5馬身差の2着に敗北した。

6月25日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤倉寛幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のモエギノスズランに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月8日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジI（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤倉寛幸騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったケイジーロマンから3馬身差の2着となった。

7月23日、中1週で迎えた6戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジI（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマノシーズに3馬身の差をつけて2勝目をマークした。

8月23日、中3週で迎えた7戦目は、2歳500万下（札幌芝1200m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は藤倉寛幸騎手（5戦1勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

9月11日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤倉寛幸騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた9戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、一般B17（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

12月18日、中2週で迎えた10戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般B16（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた11戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

3歳（2004年）

1月16日、中1週で迎えた12戦目は、一般B16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

4月18日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、一般B2-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

6月2日、中5週で迎えた14戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、一般B13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るエイシンダルトンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

6月22日、中2週で迎えた15戦目は、花しょうぶ特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

7月13日、中2週で迎えた16戦目は、一般B10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のサラ・クイーンカップ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた18戦目は、山崎真輝騎手を鞍上に迎えて、一般B8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた19戦目は、一般B11（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のテラノファイアーをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

9月15日、中1週で迎えた20戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、秋分特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

10月12日、中3週で迎えた21戦目は、一般B7（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（4戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた22戦目は、一般B8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

11月10日、連闘で迎えた23戦目は、牝馬限定の一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（3戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた25戦目は、一般B9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シャドーコメットにアタマ差交わされて2着となった。

12月29日、中1週で迎えた26戦目は、仙道光男騎手を鞍上に迎えて、一般B7（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マルヨスポットにアタマ差交わされて2着となった。

4歳（2005年）

2月1日、中4週で迎えた27戦目は、島崎和也騎手を鞍上に迎えて、一般B9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月10日、連闘で迎えた28戦目は、一般B8（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた29戦目は、一般B9（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は島崎和也騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた30戦目は、一般B8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で島崎和也騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

4月5日、中3週で迎えた31戦目は、淡墨桜特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で島崎和也騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

5月26日、中6週で迎えた32戦目は、一般B11（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で島崎和也騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

6月2日、連闘で迎えた33戦目は、一般B12（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で島崎和也騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

6月23日、中2週で迎えた34戦目は、一般B10（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で島崎和也騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた35戦目は、一般B11（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で島崎和也騎手（7戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。