ハートロック（2018年生、母ウインルミエール）

ハートロック（2018年2月8日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「ハート+鍵をかける」。毛色は栗毛。種牡馬のミッキーアイル（当時7歳）と交配したウインルミエールが17歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上欽哉。主な勝ち鞍は2021年のカリフォルニアポピー賞(一般C2三)。

経歴

デビュー前

高橋文雅厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

8月15日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は498kg。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

10月3日、中6週で迎えた2戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず12着に敗れた。

11月8日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。17頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

3歳（2021年）

8月21日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた4戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

10月3日、中5週で迎えた5戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ユペールに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

10月17日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のネオルーナに約12馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

10月26日、連闘で迎えた7戦目は、カリフォルニアポピー賞（盛岡ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のハナノミチに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月1日、中4週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた8戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のブラックアリエスを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

4歳（2022年）

1月13日、中5週で迎えた9戦目は、一般C2十一（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

2月18日、中4週で迎えた10戦目は、馬い!甘～い!淡路玉ねぎ食べてな!記念（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡村健司騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡村健司騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のワタシノワルツを3/4馬身振り切って4勝目をつかんだ。

3月23日、中2週で迎えた12戦目は、馬い!甘い!八丈島レモン発売記念（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岡村健司騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るウインカルナヴァルを半馬身差し切って制した。

7月24日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、馬い!菊池ニンニク発売記念（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡村健司騎手（5戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2二三（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岡村健司騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

9月26日、中5週で迎えた15戦目は、佐原賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で岡村健司騎手（7戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして抜け出し、最後は2着のファラウェイに3馬身の差をつけて制した。

10月17日、中2週で迎えた16戦目は、東京に一番近い町三芳賞（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で岡村健司騎手（8戦4勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

10月25日、連闘で迎えた17戦目は、馬い!初うみ卵サンサンエッグ記念（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で岡村健司騎手（9戦4勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

11月29日、中4週で迎えた18戦目は、馬い!男は善一ブラック記念（船橋ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は11戦連続で岡村健司騎手（10戦4勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

12月20日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1二三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で岡村健司騎手（11戦4勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

5歳（2023年）

1月16日、中3週で迎えた20戦目は、一般C2二三（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で岡村健司騎手（12戦4勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた21戦目は、久留里賞（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で岡村健司騎手（13戦4勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

3月13日、中4週で迎えた22戦目は、舞浜賞（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で岡村健司騎手（14戦4勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

4月3日、中2週で迎えた23戦目は、フェアリーランド賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で岡村健司騎手（15戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

4月10日、連闘で迎えた24戦目は、馬い!卵はサンサンエッグ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で岡村健司騎手（16戦4勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

7月23日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、一般C2二三（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で岡村健司騎手（17戦4勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた26戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のキングスウェイに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月21日、中1週で迎えた27戦目は、ナイル賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小杉亮騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

9月25日、中4週で迎えた28戦目は、馬い!紅卵はサンサンエッグ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小杉亮騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコウシをクビ差だけ差し切って順当に勝利した。

10月25日、中3週で迎えた29戦目は、馬い!八丈島青レモン発売記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小杉亮騎手（3戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた30戦目は、ウォッカ賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小杉亮騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた31戦目は、ラピスラズリ賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小杉亮騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

12月20日、中2週で迎えた32戦目は、グッドラック特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小杉亮騎手（6戦2勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

6歳（2024年）

1月17日、中3週で迎えた33戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、シュンラン賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

デビュー前

岡林光浩厩舎（船橋）へ入厩。

2月10日、中2週で迎えた34戦目は、一般C1四五（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

6月10日、約4か月の休み明けで迎えた35戦目は、紫陽花賞（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では出色の末脚を発揮したが、4着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた36戦目は、馬い!いざなみ淡路玉ねぎたべて記念（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に敗れた。

7月18日、中2週で迎えた37戦目は、捲土重来特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず3着に敗れた。

8月26日、中5週で迎えた38戦目は、馬い!玉子はサンサンエッグ記念（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

9月24日、中3週で迎えた39戦目は、飛行機見ながら露天風呂成田空港温泉空の湯（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎駿騎手（6戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた40戦目は、団子菊賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で石崎駿騎手（7戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月28日、中2週で迎えた41戦目は、一般C1六七八ア（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で石崎駿騎手（8戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた42戦目は、一般C1三四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で石崎駿騎手（9戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。