タイサイ（2016年生、母プリティスター）

タイサイ（2016年2月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「カジノにあるゲームの一種」。毛色は栗毛。種牡馬のスマートファルコン（当時11歳）と交配したプリティスターが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は有限会社大作ステーブル。2021年の日刊ゲンダイ賞に勝利した他、2022年の六甲盃(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大作ステーブルから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、KTレーシングによって496.8万円で落札された。

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

6月16日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

7月21日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

3歳（2019年）

2月9日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、モサに交わされて2馬身半差の2着となった。

3月2日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、勝ったスナイプにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

3月24日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中井裕二騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、メイショウテンダンにクビ差交わされて2着に惜敗した。

6月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で中井裕二騎手（3戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るブルベアブロンゾを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月28日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中井裕二騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、タガノファジョーロに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月24日、中3週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で中井裕二騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のテイエムクロムシャを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

11月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg戻して迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中井裕二騎手（6戦2勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月7日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で中井裕二騎手（7戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のペガサスに3馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

4歳（2020年）

3月15日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの甲南ステークス（阪神ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で中井裕二騎手（8戦3勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

4月12日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上3勝クラスの梅田ステークス（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で中井裕二騎手（9戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

5月10日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上3勝クラスの上賀茂ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で中井裕二騎手（10戦3勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

9月21日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上3勝クラスのJRAアニバーサリーステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で中井裕二騎手（11戦3勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

10月24日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの赤富士ステークス（東京ダート2100m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

11月23日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上3勝クラスの晩秋ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた17戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの堺ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不撓の闘争本能で渋太く粘り続けて、最後は2着のカフジキングに1馬身1/4の差をつけて制した。

5歳（2021年）

2月6日、中7週で迎えた18戦目は、アルデバランステークス（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は中井裕二騎手（12戦3勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンの仁川ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（13戦3勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、5着を確保した。

6月19日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、スレイプニルステークス（東京ダート2100m 小雨/重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

7月11日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた21戦目は、G3のプロキオンステークス（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は中井裕二騎手（14戦3勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

8月14日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた22戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

10月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、紅葉賞（大井ダート2000m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のブリッグオドーンに2馬身の差をつけて5勝目を手にした。

12月3日、中4週で迎えた24戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、日刊ゲンダイ賞（船橋ダート2200m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のブラヴールを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

6歳（2022年）

1月3日、中3週で迎えた25戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、S3の報知オールスターカップ（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

2月9日、中4週で迎えた26戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、S2の金盃（大井ダート2600m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

4月21日、中9週で迎えた27戦目は、S3のブリリアントカップ（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

6月2日、中5週で迎えた28戦目は、地方重賞の六甲盃（園田ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、ジンギに3/4馬身交わされて2着となった。

9月11日、約3か月半の休み明けで迎えた29戦目は、地方重賞の鳥栖大賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

10月11日、中3週で迎えた30戦目は、富士見オープン（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

11月13日、中4週で迎えた31戦目は、地方重賞の北國王冠（金沢ダート2600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

7歳（2023年）

2月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた32戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の梅見月杯（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

2月22日、中2週で迎えた33戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、S2の金盃（大井ダート2600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい16着に終わった。

4月6日、中5週で迎えた34戦目は、幸オープン（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（3戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

5月23日、中6週で迎えた35戦目は、魚住謙心騎手を鞍上に迎えて、薫風特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた36戦目は、スマホからポイントで投票!楽天競馬特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で魚住謙心騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に終わった。

12月17日、約6か月の休養明けで迎えた37戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、冬至特別（水沢ダート1900m 雪/不良）に出走。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた38戦目は、スプリント特別（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

8歳（2024年）

3月11日、中9週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた39戦目は、加藤翔馬騎手を鞍上に迎えて、楽天ポイントでネット投票特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテトラルキアに5馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

4月21日、中5週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた40戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、金沢スプリングカップ（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。