テトラルキア（2015年生、母マリアロワイヤル）
Tetrarchia
2015.04.29
テトラルキア（2015年4月29日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「古代ローマにおける政治体制の一つ、分担統治(ラテン語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時14歳）と交配したマリアロワイヤルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2023年の中日杯で2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
大和田成厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2017年）
11月26日、デビュー戦はC.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。
3歳（2018年）
2月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシャイニーロケットに8馬身の差をつけて未勝利戦を制した。
3月3日、中2週で迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。
4月28日、中7週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。
5月19日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。
4歳（2019年）
2月10日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のユメノサキをクビ差振り切って久しぶりの実戦を制した。
6月8日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの八王子特別（東京ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（3戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。
11月16日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの伊勢佐木特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（4戦2勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、伸びてきたウラノメトリア決め手に屈してアタマ差の2着となった。
5歳（2020年）
1月13日、中7週で迎えた9戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの成田特別（中山ダート2400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のララロワに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。
3月7日、中7週で迎えた10戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの上総ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。
5月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、4歳以上3勝クラスの丹沢ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。
11月23日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上3勝クラスの晩秋ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（6戦2勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。
6歳（2021年）
2月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた13戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。
5月1日、中9週で迎えた14戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの春光ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヴェルテックスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。
5月23日、中2週で迎えた15戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの丹沢ステークス（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。
8月29日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。4着に終わった。
10月30日、中8週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。3着に終わった。
11月20日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上3勝クラスの晩秋ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では超凡な末脚を発揮したが、5着に終わった。
12月19日、中3週で迎えた19戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のプリンスオブペスカに1馬身3/4の差をつけて久々に美酒を浴びた。
7歳（2022年）
2月19日、中8週で迎えた20戦目は、4歳以上3勝クラスの金蹄ステークス（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。
3月26日、中4週で迎えた21戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り 小雨/稍重）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。
5月22日、中7週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの丹沢ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。
7月16日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3380m 曇/重）に出走。鞍上は大江原圭騎手（1戦1勝）。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。
9月3日、中6週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた24戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。
11月5日、中8週で迎えた25戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。
8歳（2023年）
7月1日、約8か月の休養明けで迎えた26戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝2750m 曇/稍重）に出走。鞍上は大江原圭騎手（3戦1勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。
7月15日、中1週で迎えた27戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3380m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（4戦1勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。
9月3日、中6週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた28戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬ならポイントで馬券が買える特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったロジローズをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。
9月19日、中1週で迎えた29戦目は、楽天ポイントでネット投票特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のエムオークリスタルに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。
10月24日、中4週で迎えた30戦目は、いどり祭特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のオヌシナニモノに1馬身の差をつけて6勝目を収める
11月20日、中3週で迎えた31戦目は、楽天競馬ならポイントで馬券が買える特別（金沢ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中島龍也騎手（3戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマーミンラブを次元の違う末脚で交わし去り、最後は8馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。
12月3日、中1週で迎えた32戦目は、中日杯（金沢ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で中島龍也騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったハクサンアマゾネスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。
デビュー前
金田一昌厩舎（金沢）へ入厩。
12月27日、デビュー戦は青柳正義騎手を鞍上に据えて、移転50周年記念金沢ファンセレクトカップ オープン（ファン投票・記者選抜）（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番ゲートからスタート。出走取消となった。
9歳（2024年）
3月11日、約3か月半の休み明けで迎えた33戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、楽天ポイントでネット投票特別（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったタイサイに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。
デビュー前
金田一昌厩舎（金沢）へ入厩。
3月19日、デビュー戦は柴田勇真騎手を鞍上に据えて、買って応援 能登・石川特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。5頭立ての2番ゲートからスタート。出走取消となった。
4月3日、中2週で迎えた34戦目は、スマホで投票楽天競馬!特別（金沢ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は中島龍也騎手（5戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のキョウエイロナに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。