ダイモス（2009年生、母ウェルフェア）

ダイモス（2009年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「火星の衛星名」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキファイヤー（当時12歳）と交配したウェルフェアが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）カナイシスタッド。戦績は、中央平地13戦0勝、地方33戦5勝。主な勝ち鞍は2012年の金沢犀川賞。

経歴

デビュー前

田島良保厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

4月7日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は478kg。17頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

5月12日、中4週で迎えた2戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい最後はウォーターオアシスと並んで8着同着となった。

6月10日、中3週で迎えた3戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

7月31日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の金沢犀川賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るナムラヒーローを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月19日、中2週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた5戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた6戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた7戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた8戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップキューピット賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマーリンシチーに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2013年）

1月14日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は藤懸貴志騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

2月16日、中4週で迎えた10戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた11戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

4月27日、中4週で迎えた13戦目は、花田大昂騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず最後はスマートスパークルと並んで15着同着となった。

5月11日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の紫野特別（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

7月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

9月11日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた16戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、決勝戦:関ヶ原の戦い特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

9月20日、連闘で迎えた17戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、尾花特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアルミードに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月30日、中0週で迎えた18戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、天秤座特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた19戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月23日、連闘で迎えた20戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

11月1日、連闘で迎えた21戦目は、犬の日賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた22戦目は、網代賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた23戦目は、鷹匠賞（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は東川公則騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のワイズマンに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月5日、連闘で迎えた24戦目は、浮寝鳥賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた25戦目は、寄鍋賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい5着に敗れた。

5歳（2014年）

1月1日、連闘で迎えた26戦目は、若水賞（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた27戦目は、雪見賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（6戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた28戦目は、竹馬賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

2月5日、連闘で迎えた29戦目は、スキージャンプ賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（7戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のテイエムプリンセスに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月17日、中1週で迎えた30戦目は、こじし座特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（8戦2勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた31戦目は、伊勢参り賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は東川公則騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた32戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（6戦1勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

4月2日、連闘で迎えた33戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた34戦目は、ホタルイカ賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた35戦目は、潮干狩り賞（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田祥雄騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

5月6日、連闘で迎えた36戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（9戦2勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた37戦目は、アナゴ賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（10戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた38戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（11戦2勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

6月11日、連闘で迎えた39戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（12戦2勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた40戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（13戦2勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた41戦目は、シャドーロール賞（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で戸部尚実騎手（14戦2勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

7月24日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた42戦目は、朱雀神賞（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸部尚実騎手（15戦2勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた43戦目は、土古公園賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で戸部尚実騎手（16戦2勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

9月18日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた44戦目は、いろは橋賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で戸部尚実騎手（17戦2勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた45戦目は、あおなみ線開業10周年記念（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は山田祥雄騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた46戦目は、たまつげ賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。