スピードチュウイ（2012年生、母ナゾ）

スピードチュウイ（2012年6月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「スピード注意」。毛色は栗毛。種牡馬のサムライハート（当時10歳）と交配したナゾが15歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中地康弘。戦績は、中央平地4戦0勝、地方14戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2016年の4歳以上C2-4。

経歴

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

10月11日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

3歳（2015年）

5月24日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、5着に入り込んだ。

6月13日、中2週で迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

7月26日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく11着に敗れた。

8月18日、中2週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた5戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったテイエムトナカイに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4歳（2016年）

2月7日、約6か月の休み明けで迎えた6戦目は、4歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

2月13日、連闘で迎えた7戦目は、4歳以上C2 34（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

2月20日、連闘で迎えた8戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-30（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったサンドピットに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月28日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上C2-40（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村松翔太騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るフラワーダンスを異次元の末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

3月12日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村松翔太騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るワンダーベレーザを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

4月3日、中2週で迎えた11戦目は、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村松翔太騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、プリンスレオンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月1日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村松翔太騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のワンダーセレブラルに6馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

5月14日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村松翔太騎手（5戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のレッドローズキングを半馬身振り切って優勝

5月28日、中1週で迎えた14戦目は、ケンタウルス座特選（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で村松翔太騎手（6戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

6月25日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で村松翔太騎手（7戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（3戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアムールプロフォンを豪脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて5勝目をゲットした。

7月23日、中1週で迎えた17戦目は、サンシャイン特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は村松翔太騎手（8戦4勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた18戦目は、オッズパーク杯（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダノンラブリーに交わされて3馬身差の2着に敗北した。