バトルボーン（2019年生、母コンカラン）

バトルボーン（2019年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ネバダ州の別称」。毛色は鹿毛。種牡馬のシルバーステート（当時6歳）と交配したコンカランが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2023年の七夕賞(ハンデG3)で4着に入った他、2024年のメトロポリタンステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

林徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

11月21日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、ダノンベルーガに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

3歳（2022年）

3月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルメサイアに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月11日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝2000m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のサイモンバロンに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月19日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳以上2勝クラスの2002メモリアルシンボリクリスエスカップ（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサンストックトンを半馬身振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

11月27日、中9週で迎えた5戦目は、3歳以上3勝クラスのウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のレインフロムヘヴンをアタマ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

4歳（2023年）

7月9日、約7か月半の休み明けで迎えた6戦目は、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

5歳（2024年）

1月27日、約6か月半の休養明けで迎えた7戦目は、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（3戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、伸びてきたロードデルレイ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月4日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、メトロポリタンステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のレッドラディエンスに2馬身の差をつけて順当に勝利した。