ダノンベルーガ（2019年生、母コーステッド）

ダノンベルーガ（2019年2月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+クジラ目の哺乳類」。毛色は鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時18歳）と交配したコーステッドが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2023年のドバイターフ(唖・G1)で2着に入った他、2024年のドバイターフ(唖・G1)で3着に入る活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ダノックスによって1億7,280万円で落札された。

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

11月21日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は498kg。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るバトルボーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2022年）

2月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のジオグリフに1馬身半の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。

4月17日、中8週で迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

5月29日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月30日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、G1の天皇賞（秋）（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

11月27日、中3週で迎えた6戦目は、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川田将雅騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、5着に終わった。

4歳（2023年）

3月25日、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、G1のドバイターフ（アラブ首長国連邦・メイダン芝1800m）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったLord Northから3/4馬身差の2着に敗北した。

8月20日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、G2の札幌記念（札幌芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でJ.モレイラ騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

10月29日、中9週で迎えた9戦目は、G1の天皇賞（秋）（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でJ.モレイラ騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた10戦目は、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続でJ.モレイラ騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

5歳（2024年）

3月30日、G1のドバイターフ（アラブ首長国連邦・メイダン芝1800m）に出走。鞍上は5戦連続でJ.モレイラ騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。