第166回 天皇賞（秋） (G1)

レース展開

パンサラッサが後続をリードする展開、その直後を追走するノースブリッジとバビット

ハナを切ったのはパンサラッサ。後続との差を1馬身ほど保って一団を引っ張っていく。2番手にノースブリッジとバビットが並ぶ。続いて、マリアエレーナとジャックドールが4番手の好位につける。その1馬身後ろ、ジオグリフとシャフリヤールは中団やや前。カラテとアブレイズは中団馬群のど真ん中を併走。イクイノックスは中団後方の位置取り。ダノンベルーガは後方5番手に待機して他馬の様子をうかがいながらの競馬。ポタジェは後方4番手で進出の機を待つ。2馬身以上離れて、後方3番手でじっくりと折り合いに専念するのはレッドガラン。さらに少し離れて、後方2番手の位置でどっしりと構えるのはユーバーレーベン。少し離れた殿にカデナがいる隊列で最初のコーナーを通過。

天皇賞（秋）、イクイノックスが一際目立つ決め脚を披露して秋の盾を獲得

先頭はパンサラッサでリードは5馬身以上。単独の2番手にバビットが続く。そのすぐ後ろ、ノースブリッジとジャックドールが3番手。1馬身離れて、シャフリヤールとアブレイズが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、依然として先頭で粘り続けるパンサラッサ。そのまま押し切るかに見えたが、中団後方にいた1番人気のイクイノックスが次元の違う末脚を炸裂させ前にいた8頭を交わし、最後は後続に1馬身の差をつけてトップでゴールへと飛び込んだ。2着には、逃げ粘ったパンサラッサが続き、2着とクビ差の3着には、後方3番手の位置から閃光のような末脚を発揮したダノンベルーガが入った。そこから半馬身遅れた4着には、好位で直線を迎えたジャックドールが入線、さらに2馬身差の5着には、先行勢の後ろにいた2番人気のシャフリヤールが食い込んだ。