ノースブリッジ（2018年生、母アメージングムーン）

ノースブリッジ（2018年1月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「北+橋。人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のモーリス（当時7歳）と交配したアメージングムーンが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村田牧場。2023年のアメリカジョッキークラブカップ(G2)に勝利した他、2022年のエプソムカップ(G3)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、井山登によって3,456万円で落札された。

奥村武厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

9月27日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハートオブアシティに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月5日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの葉牡丹賞（中山芝2000m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジャンカルドに4馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

3歳（2021年）

5月1日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のテレビ東京杯青葉賞（東京芝2400m 小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

7月4日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

9月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳G2の朝日杯セントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

10月24日、中4週で迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラスのtvk賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のグランオフィシエに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月28日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上3勝クラスのウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（4戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず12着に敗れた。

4歳（2022年）

2月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのアメジストステークス（東京芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岩田康誠騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のグランオフィシエに1馬身1/4の差をつけて4勝目を手に入れた。

6月12日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で岩田康誠騎手（6戦3勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一寸刻みに前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のガロアクリークをクビ差振り切って初の重賞タイトルをゲットした。

10月9日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、G2の毎日王冠（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で岩田康誠騎手（7戦4勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

10月30日、中2週で迎えた11戦目は、G1の天皇賞（秋）（東京芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で岩田康誠騎手（8戦4勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて11着に終わった。

5歳（2023年）

1月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で岩田康誠騎手（9戦4勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のエヒトを3/4馬身振り切って重賞2勝目を挙げた。

4月2日、中9週で迎えた13戦目は、G1の大阪杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で岩田康誠騎手（10戦5勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

9月24日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、G2のオールカマー（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で岩田康誠騎手（11戦5勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

10月29日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、G1の天皇賞（秋）（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で岩田康誠騎手（12戦5勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

6歳（2024年）

4着に終わった。