ジャンカルド（2018年生、母クッカーニャ）

ジャンカルド（2018年3月11日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「映画に登場するシチリア島の村名」。毛色は鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時12歳）と交配したクッカーニャが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地1戦1勝。主な勝ち鞍は2020年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額3,600万円（90万×40口）で一口馬主が募集された。

武井亮厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

9月27日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は476kg。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のルーパステソーロに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

12月5日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、2歳1勝クラスの葉牡丹賞（中山芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったノースブリッジに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3歳（2021年）

2月7日、中8週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のきさらぎ賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

4月17日、中9週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラスの山藤賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて5着に敗れた。

7月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（3戦1勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

4歳（2022年）

10月22日、約15か月半の休み明けで迎えた6戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

12月28日、中9週で迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい17着に敗れた。

5歳（2023年）

3月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1400m 曇/重）に出走。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。

5月20日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラスの飛竜特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。13着に終わった。

10月21日、約5か月の休養明けで迎えた10戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。11着に敗れた。

2023年10月27日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。