サブノテンザンオー（1998年生、母サブノリアル）

サブノテンザンオー（1998年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時9歳）と交配したサブノリアルが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤沢牧場。戦績は、地方23戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2002年のホマルハウト賞(一般B1二 B2一ハンデ)。

経歴

デビュー前

矢作和人厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2000年）

9月24日、デビュー戦は桑島孝春騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は462kg。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るレコンキスタトートを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月1日、中4週で迎えた2戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの’00ゴールドジュニアー（大井ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の青雲賞（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

12月28日、中5週で迎えた4戦目は、2歳戦のシクラメン特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

3歳（2001年）

1月30日、中4週で迎えた5戦目は、的場直之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の福寿草特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

2月14日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、3歳戦のクロッカス特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場直之騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、オンユアマークに交わされて1馬身半差の2着となった。

2月28日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の若駒特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場直之騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

9月23日、約7か月の休み明けで迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C1八九十（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた9戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた10戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

12月13日、中5週で迎えた11戦目は、一般C1五（大井ダート1590m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のグラストップに1馬身半の差をつけて制した。

12月31日、中2週で迎えた12戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、年忘特別（大井ダート1690m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の気力で渋太く粘り込んで、最後は2着のトキノエイトをクビ差振り切って勝利をモノにする

4歳（2002年）

1月23日、中2週で迎えた13戦目は、一般B3三（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のコンサートクィーンに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月5日、中5週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の春月賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のナイキゴールドに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月22日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の爽春賞（大井ダート1790m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（5戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

4月12日、中2週で迎えた16戦目は、北極星賞（大井ダート1790m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（6戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦のシリウス賞（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（7戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた18戦目は、ペガサス賞（大井ダート1790m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（8戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったカシマダインに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月1日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦のスピカ賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（9戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたスピードスコール決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6月14日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦のアルタイル賞（大井ダート1790m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で内田博幸騎手（10戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦のハッピーナイト賞（大井ダート1790m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で内田博幸騎手（11戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月6日、中4週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のホマルハウト賞（大井ダート1690m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で内田博幸騎手（12戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のテイエムセンプーをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

8月17日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の’02アデレードシティカップ（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は鷹見浩騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。