ウエスタンジェンヌ（2001年生、母オートジェンヌ）

ウエスタンジェンヌ（2001年6月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋娘（パリジェンヌ・タカラジェンヌ）」。毛色は鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時13歳）と交配したオートジェンヌが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）北西牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方16戦7勝2着6回。主な勝ち鞍は2005年の一般C10。

経歴

デビュー前

成島英春厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

10月25日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

3歳（2004年）

3月13日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

5月2日、中4週で迎えた4戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

9月26日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

11月1日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、一般C20（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミスリルを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

11月22日、中2週で迎えた8戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコマンダーダンサーに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月15日、中2週で迎えた9戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C11（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクルセイズに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月29日、中1週で迎えた10戦目は、さざんか賞（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい7着に敗れた。

4歳（2005年）

1月12日、中1週で迎えた11戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したローレルウィッチを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

1月26日、中1週で迎えた12戦目は、一般C14（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンバートンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

2月10日、中1週で迎えた13戦目は、一般C10（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミノノティアラに5馬身の差をつけて制した。

2月25日、中1週で迎えた14戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のツガルボーイに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月11日、中1週で迎えた15戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、笠松競馬存続署名ありがとう（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月8日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、笠松チャンピオンジョッキーシリーズ第1戦（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のティーブライアンに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

4月30日、中2週で迎えた17戦目は、一般B14（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（4戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

5月20日、中2週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた18戦目は、一般B14（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したブリンクを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月24日、中4週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた19戦目は、一般B12（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクリアーストーンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて7勝目を奪取した。

7月11日、中1週で迎えた20戦目は、穂高特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（7戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったゼンノテキーラにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

7月28日、中1週で迎えた21戦目は、一般B10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（8戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサンライナーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

8月15日、中2週で迎えた22戦目は、一般B9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で東川公則騎手（9戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したセカンドアシマを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。