ブルーマドンナ（1999年生、母シルバーシャドウ）

ブルーマドンナ（1999年4月22日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のモガンボ（当時16歳）と交配したシルバーシャドウが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（有）大橋牧場。戦績は、地方31戦4勝2着6回。2004年のクイーン賞(牝G3)で3着に入った他、2002年のロジータ記念(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

熊坂光広厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2001年）

11月22日、デビュー戦は左海誠二騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は455kg。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、抜け出したリニアホースに3/4馬身届かず2着に敗北した。

12月20日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

3歳（2002年）

1月2日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のミスターフルマークを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

2月5日、中4週で迎えた4戦目は、3歳戦のツインエース特別（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したカネサロッチを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月27日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦のベストレイン特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のムーンライトに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月2日、中4週で迎えた6戦目は、湯浅淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若葉特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスズランマックに4馬身の差をつけて3勝目を手にした。

4月24日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のキンポウゲ特別（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（5戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたホシノスナ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

5月29日、中4週で迎えた8戦目は、3歳戦の若竹賞（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1790m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（7戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

8月13日、中7週で迎えた10戦目は、3歳オープンの芙蓉賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（8戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったフジキングダムに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月11日、中3週で迎えた11戦目は、3歳ハンデ地方重賞の戸塚記念（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（9戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

10月1日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦のトルマリン特別（船橋ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（10戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスーパークレスを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月23日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は湯浅淳一騎手（1戦1勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したラヴァリーフリッグにハナ差届かず2着となった。

4歳（2003年）

4月29日、約6か月半の休養明けで迎えた14戦目は、ハンデ戦のよみうりランド皐月盃（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（11戦3勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

7月3日、中8週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた15戦目は、ハンデ戦のジューン特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（12戦3勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

7月22日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた16戦目は、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（13戦3勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定のハンデ戦の’03クリスタルナイトカップ（大井ダート1590m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（14戦3勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた18戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

9月29日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定地方重賞のビューチフル・ドリーマーカップ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（15戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたサクラティアラ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

11月3日、中4週で迎えた20戦目は、牝馬限定オープンの’03TCKディスタフ（大井ダート1790m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（16戦3勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

11月27日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定地方重賞のファーストレディー賞（大井ダート1790m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（17戦3勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5歳（2004年）

1月21日、中7週で迎えた22戦目は、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（18戦3勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

2月26日、中4週で迎えた23戦目は、牝馬限定G2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

4月14日、中6週で迎えた24戦目は、牝馬限定G3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（19戦3勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月6日、中2週で迎えた25戦目は、地方重賞のテレビ埼玉杯（浦和ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（20戦3勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の皐月盃（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（21戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

7月20日、中7週で迎えた27戦目は、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

9月15日、中7週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた28戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（22戦3勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

10月13日、中3週で迎えた29戦目は、地方重賞の埼玉新聞杯（浦和ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（23戦3勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた30戦目は、牝馬限定地方重賞のTCKディスタフ（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では出色の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

12月15日、中5週で迎えた31戦目は、牝馬限定G3のクイーン賞（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着を確保した。