オーシンスキャット（2021年生、母プロディジャス）

経歴

デビュー前

1歳のとき、高松牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、大田慎治によって2,145万円で落札された。

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

7月23日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー中京（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

9月10日、中6週で迎えた2戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアンデスビエントに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月23日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦の2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

3歳（2024年）

4月2日、約6か月半の休み明けで迎えた4戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の加賀獅子吼賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったマジックブルーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月17日、約5か月半の休養明けで迎えた5戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り込んで突き抜け、最後は2着のスターアドミラルに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月22日、中4週で迎えた6戦目は、山本大翔騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド浦和第2戦（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったイデアイゴッソウに詰め切れず、約12馬身差の2着に敗北した。

11月22日、中3週で迎えた7戦目は、小春空特別（浦和ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアルリスカに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2025年）

1月9日、中6週で迎えた8戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、初春特別（浦和ダート2000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったジオヴィグラスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月7日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた9戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、富士山賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットでバテることなく粘り続けて、最後は2着のギンユウシジンに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月21日、中5週で迎えた10戦目は、さすらいジョッキー特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く持ち堪えて先頭に躍り出て、最後は2着のブレイヴルーラーに2馬身半の差をつけて順当に勝利した。

5月30日、中9週で迎えた11戦目は、ハンデ戦の橘月特別（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は山中悠希騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた12戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の幸手宿特別（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブレイジングヒートに5馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

7月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、ジュライスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月24日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から24kg戻して迎えた14戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、月見特別（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、ラブアンドハピネスに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

10月13日、中2週で迎えた15戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、仮粧坂特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

11月27日、中5週で迎えた16戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、栃木県畜産協会長賞（浦和ダート2000m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。