タイムレスタイム（2014年生、母フィールグルービー）

タイムレスタイム（2014年2月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「時を超越した時間」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時14歳）と交配したフィールグルービーが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2018年の一般C3六七。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、栗坂崇によって378万円で落札された。

和田雄二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

1月7日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

2月25日、中6週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

4月29日、中8週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

5月28日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で津村明秀騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

7月1日、中4週で迎えた5戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた6戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

8月27日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

9月21日、中3週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1700m 晴/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったストレンジャーにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

10月5日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた10戦目は、クラブコンサドーレ賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた11戦目は、浦河町赤心の森賞（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

11月8日、連闘で迎えた13戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のダマデノーチェに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月5日、中3週で迎えた14戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったケイアイアンに詰め切れず、約13馬身差の2着に敗北した。

12月22日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2三（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のコウユーモエルコイに3馬身の差をつけて優勝

4歳（2018年）

1月16日、中3週で迎えた16戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、一般C3十十一（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったバックドアルートに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

2月7日、中2週で迎えた17戦目は、一般C3六七（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中力騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

2月28日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた18戦目は、一般C3七八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中力騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

3月14日、中1週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた19戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ハナを取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のラヴインパレスに1馬身の差をつけて順当に勝利した。

4月13日、中3週で迎えた20戦目は、今が最高の乗馬シーズン!!クレイン千葉杯（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は田中力騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

5月23日、中5週で迎えた21戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアンテレクテュエルに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月21日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、「AIRDO Biz」賞（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したオルガンパイプを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月4日、中1週で迎えた23戦目は、風車まつり&エビ篭オーナー賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったメガミュトスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、北海道みんなの日賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、エアーシャンクスに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

7月31日、中1週で迎えた25戦目は、ベゴニア特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部龍騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のペンタスに1馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

8月21日、中2週で迎えた26戦目は、地獄は極楽!登別地獄谷特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で阿部龍騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したセンコーハーバを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

9月25日、中4週で迎えた27戦目は、SPAT4のお得なポイント特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で阿部龍騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた28戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、芙蓉特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

10月23日、中1週で迎えた29戦目は、ゆめぴりか特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエムケイフローラルを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月7日、中1週で迎えた30戦目は、つわぶき特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。