レインカルナティオ（2017年生、母リビングプルーフ）

レインカルナティオ（2017年1月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「転生(ラテン語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時10歳）と交配したリビングプルーフが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2019年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額4,000万円（100万×40口）で一口馬主が募集された。

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

6月23日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/重）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

8月10日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

9月22日、中5週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のリスペクトを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2020年）

10月17日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの粟島特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

12月13日、中7週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に敗れた。

4歳（2021年）

1月30日、中6週で迎えた6戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず12着に敗れた。

4月4日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に敗れた。

5月9日、中4週で迎えた8戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

6月6日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 小雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいいところがなく14着に敗れた。

8月1日、中7週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラスの出雲崎特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

9月25日、中7週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のカトゥルスフェリスをクビ差振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

12月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したヤマニンデンファレにクビ差届かず2着となった。

5歳（2022年）

2月26日、中9週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの富里特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原明良騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るアオイゴールドを猛烈な末脚でクビ差だけ差し切って3勝目を奪取した。

4月3日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上3勝クラスの美浦ステークス（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菅原明良騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

5月15日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上3勝クラスの弥彦ステークス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

7月10日、中7週で迎えた16戦目は、3歳以上3勝クラスの五稜郭ステークス（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して8番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、伸びてきたフィオリキアリ決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

9月10日、中8週で迎えた17戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのムーンライトハンデキャップ（中京芝2200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のオールザワールドをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

11月6日、中7週で迎えた18戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は菅原明良騎手（6戦2勝）。18頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず11着に終わった。

6歳（2023年）

1月5日、中8週で迎えた19戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中山金杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた20戦目は、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

2023年6月28日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。