ウイッチワンド（2010年生、母マイフェアレディ）

ウイッチワンド（2010年5月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「魔女の杖。本馬の顔の流星より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時13歳）と交配したマイフェアレディが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）友田牧場。戦績は、中央平地8戦0勝2着3回、地方17戦1勝2着2回。2014年のグランシャリオ門別スプリントで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

1月21日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は422kg。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着を確保した。

2月10日、中2週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

5月18日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

6月23日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったブルーモントレーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月20日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったアスターストームに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月3日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丹内祐次騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったバーニーズに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月17日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で丹内祐次騎手（6戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

9月12日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、北のフルーツ王国よいち特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエレガントタイムに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月10日、中3週で迎えた10戦目は、女郎花特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた11戦目は、新ひだか町特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた12戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、北海道えぞ松特別2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、レッドハピネスに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2014年）

4月24日、約5か月半の休み明けで迎えた13戦目は、福寿草特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

5月22日、中3週で迎えた14戦目は、タイムパラドックス賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた15戦目は、門別プロパンガス事業組合特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

6月26日、中2週で迎えた16戦目は、グランシャリオ門別スプリント（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアウヤンテプイに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月23日、中3週で迎えた17戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、優駿の里安平町アサヒメロン特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた18戦目は、紅葉葵特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

9月1日、中3週で迎えた19戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた20戦目は、秋風スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡紀騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1七（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡紀騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1四五（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡紀騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

11月6日、連闘で迎えた23戦目は、光速賞（川崎ダート900m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡紀騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

5歳（2015年）

3月23日、約4か月半の休養明けで迎えた24戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。