カイドウユキオウ（1993年生、母フラッシュオーギ）

カイドウユキオウ（1993年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のライラリツジ（当時12歳）と交配したフラッシュオーギが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）西川富岡牧場。戦績は、中央平地40戦3勝2着7回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1998年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

佐藤林次郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1996年）

4月28日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は506kg。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスリーウイナーに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月19日、中2週で迎えた2戦目は、4歳500万下の牡丹賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた3戦目は、4歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で小林淳一騎手（4戦1勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

8月11日、中4週で迎えた6戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、クリヤームテキに交わされて3馬身差の2着となった。

8月24日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったマチカネギョウセイにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

9月8日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山賀一騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山賀一騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るビバーフレックスをクビ差だけ差し切って2勝目を収める

10月26日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山賀一騎手（4戦1勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で横山賀一騎手（5戦1勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で横山賀一騎手（6戦1勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

4歳（1997年）

6月7日、約6か月半の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下の檜山特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で横山賀一騎手（7戦1勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で横山賀一騎手（8戦1勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったフレッシュダンサーに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

7月12日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で横山賀一騎手（9戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で横山賀一騎手（10戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月17日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で横山賀一騎手（11戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の利尻特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で横山賀一騎手（12戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で横山賀一騎手（13戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったサンライズスペックを3/4馬身捉え切れず2着となった。

9月21日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で横山賀一騎手（14戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた21戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月8日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は横山賀一騎手（15戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったトウショウヒューマにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

12月3日、中3週で迎えた23戦目は、マルチドリーム特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（16戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（1998年）

1月18日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で横山賀一騎手（17戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したエーピーブレーブにクビ差届かず2着に甘んじた。

2月7日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた25戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山賀一騎手（18戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメジャーワンに2馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

2月21日、中1週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で横山賀一騎手（19戦2勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入った。

3月14日、中2週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山賀一騎手（20戦2勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

4月11日、中3週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で横山賀一騎手（21戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

8月29日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた29戦目は、4歳以上900万下の藻岩山特別（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で横山賀一騎手（22戦2勝）。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

10月25日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の西湖特別（東京ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で横山賀一騎手（23戦2勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

11月21日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の南総特別（中山芝1200m 外回り雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は横山賀一騎手（24戦2勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず12着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（25戦2勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったケージージャッカルにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

6歳（1999年）

1月5日、中1週で迎えた34戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山賀一騎手（26戦2勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

3月14日、中9週で迎えた35戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山賀一騎手（27戦2勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

7月24日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた36戦目は、4歳以上900万下のHTB杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山賀一騎手（28戦2勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上900万下のTVh賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山賀一騎手（29戦2勝）。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月21日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上900万下の摩周湖特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で横山賀一騎手（30戦2勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

9月19日、中3週で迎えた39戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のSTV賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた40戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の神奈川新聞杯（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた41戦目は、4歳以上900万下の河口湖特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

12月31日、中8週で迎えた42戦目は、市村誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’99グローリーカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。