マイネルジーニアス（2006年生、母サイレンスジェニー）

マイネルジーニアス（2006年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋天才」。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時16歳）と交配したサイレンスジェニーが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中神牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方29戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の一般C2十十一。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,800万円（18万×100口）で一口馬主が募集された。

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

8月24日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は478kg。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

12月6日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

3歳（2009年）

1月11日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

2月7日、中3週で迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

4月5日、中7週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

6月11日、中9週で迎えた7戦目は、3歳戦のナイスサドル特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた8戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に敗れた。

8月14日、中6週で迎えた9戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、3歳B2二（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したジーアイジェーンを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月31日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキタノエンペラーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月14日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で板垣吉則騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた12戦目は、秋も来てみて北上展勝地レース（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で板垣吉則騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のケイビイラッキーに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月11日、中1週で迎えた13戦目は、区界賞（盛岡芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で板垣吉則騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた14戦目は、一般B2九（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で板垣吉則騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた15戦目は、JA岩手ふるさと奥州牛杯（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で板垣吉則騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた16戦目は、錦秋湖賞（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で板垣吉則騎手（7戦2勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

4歳（2010年）

1月8日、中4週で迎えた17戦目は、本田紀忠騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2十四15十六（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田紀忠騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた19戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五十六（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた20戦目は、一般C2十二十三（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2十六（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2十一十二（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2十五（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るセイラーキングを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

5月7日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2十十一（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井忍騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のフォックスブラボーに1馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

5月28日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井忍騎手（6戦2勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月7日、中0週で迎えた26戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で酒井忍騎手（7戦2勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、3着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた27戦目は、ベゴニア特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で酒井忍騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

12月20日、約6か月の休み明けで迎えた28戦目は、一般C2六（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で酒井忍騎手（9戦2勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

5歳（2011年）

2月11日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた29戦目は、一般C3二三（浦和ダート1500m 雪/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で酒井忍騎手（10戦2勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた30戦目は、一般C3一（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で酒井忍騎手（11戦2勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

4月29日、中7週で迎えた31戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したセッテステラを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

5月6日、連闘で迎えた32戦目は、一般C3二三イ（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したソラチナサブマリンにハナ差届かず2着となった。

6月2日、中3週で迎えた33戦目は、一般C2十三（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で秋元耕成騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

6月17日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた34戦目は、一般C2十二十三十四（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で秋元耕成騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた35戦目は、一般C3三四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で秋元耕成騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた36戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で秋元耕成騎手（5戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。