タニノヨセミテ（2017年生、母ブライダルベール）

タニノヨセミテ（2017年2月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+米国立公園名。母名は同所の白糸の滝の名称」。毛色は鹿毛。種牡馬のダノンシャンティ（当時10歳）と交配したブライダルベールが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は西村和夫。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

10月6日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は414kg。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

11月30日、中7週で迎えた2戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

3歳（2020年）

1月26日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

4月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/重）に出走。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、6着に終わった。

5月24日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月2日、中9週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。17頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（3戦0勝）。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線に入ると、前で粘るエコロブラッサムを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

9月19日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島良太騎手（4戦1勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1800m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月24日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したライティアを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月7日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（5戦1勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

4歳（2021年）

1月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

2月27日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラスの日田特別（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（7戦1勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた15戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

5月2日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったサイレントスウープに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月15日、中1週で迎えた17戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のミスミルドレッドをクビ差振り切って2勝目を収める

7月17日、中8週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのかもめ島特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

8月28日、中5週で迎えた19戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの西海賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月25日、中3週で迎えた20戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの夕月特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

11月21日、中7週で迎えた21戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの武田尾特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

5歳（2022年）

2月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの太宰府特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は横山和生騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月28日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの御在所特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

7月22日、中7週で迎えた24戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2 B1（園田ダート1870m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた25戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた26戦目は、山田雄大騎手を鞍上に迎えて、夕刊フジ・zakzak賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた27戦目は、十五夜特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は松木大地騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

10月28日、中5週で迎えた28戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、ネリネ賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた29戦目は、オッズパーク賞オータムカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた30戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

12月25日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた31戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

6歳（2023年）

1月12日、中2週で迎えた32戦目は、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中直人騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。