アドマイヤホクト（2004年生、母リドルミー）

アドマイヤホクト（2004年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋北斗。強そうなイメージで」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時15歳）と交配したリドルミーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地13戦4勝、地方1戦0勝。2007年のファルコンステークス(G3)に勝利した他、2006年のクリスマスローズステークス(オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、近藤利一によって2,310万円で落札された。

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

10月28日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のキタノリューオーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

11月19日、中2週で迎えた2戦目は、2歳500万下（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて、最後は2着のエイシンイッキに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

12月10日、中2週で迎えた3戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦2勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサープラスシンガーを上がり3位タイの末脚で半馬身差し切って1着ゴールを果たした。

3歳（2007年）

3月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のカノヤザクラに2馬身の差をつけて重賞初制覇を遂げる

6月10日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のCBC賞（中京芝1200m 晴/重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

7月1日、中2週で迎えた7戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（5戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい12着に敗れた。

4歳（2008年）

3月8日、約8か月半の休み明けで迎えた8戦目は、G3のオーシャンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（6戦4勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

4月13日、中4週で迎えた9戦目は、春雷ステークス（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（7戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

5月17日、中4週で迎えた10戦目は、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（8戦4勝）。17頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

5歳（2009年）

5月30日、約12か月半の休み明けで迎えた11戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、欅ステークス（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

8月2日、中8週で迎えた12戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのUHB杯（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

9月5日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、BSN賞（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

6歳（2010年）

8月2日、約11か月の休み明けで馬体重を前走からさらに21kg増やして迎えた14戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、バラ輝石マリンローズレース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。