オペラコロナリー（2000年生、母サクラヤマビコ）

オペラコロナリー（2000年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋冠の（歌劇で冠状動脈の拍動を喚起する。）」。毛色は鹿毛。種牡馬のグランドオペラ（当時16歳）と交配したサクラヤマビコが17歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は増尾牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方29戦5勝2着6回。2002年の兼六園ジュニアカップ(地方重賞)に勝利した他、2003年の日本海ダービー(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、増尾牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、増尾牧場から「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場され、石川県馬主協会によって367.5万円で落札された。

鈴木正也厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2002年）

7月7日、デビュー戦は平瀬城久騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるキヌガサチェリオを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月22日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（金沢ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスタンドアウトを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月4日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で平瀬城久騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るキヌガサチェリオを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

9月2日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で平瀬城久騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキヌガサチェリオを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月17日、中1週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞の兼六園ジュニアカップ（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で平瀬城久騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るボナンザーメモリーを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って3勝目を手中に収めた。

9月29日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタック（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で平瀬城久騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のエリートボーイを3/4馬身振り切って優勝

10月12日、中1週で迎えた7戦目は、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で平瀬城久騎手（6戦4勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

12月2日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で平瀬城久騎手（7戦4勝）。5頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキヌガサチェリオを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた9戦目は、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で平瀬城久騎手（8戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3歳（2003年）

1月7日、中2週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞のサラブレッドヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で平瀬城久騎手（9戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた11戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた12戦目は、一般B11（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4月13日、中7週で迎えた13戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は平瀬城久騎手（10戦4勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4月27日、中1週で迎えた14戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（11戦4勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた15戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で平瀬城久騎手（12戦4勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で平瀬城久騎手（13戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

6月10日、連闘で迎えた17戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で平瀬城久騎手（14戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、グッドバイに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

6月30日、中2週で迎えた18戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で平瀬城久騎手（15戦4勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた19戦目は、3歳地方重賞の日本海ダービー（金沢ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で平瀬城久騎手（16戦4勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、マジックワルツに半馬身交わされて2着となった。

8月12日、中3週で迎えた20戦目は、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で平瀬城久騎手（17戦4勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた21戦目は、3歳G3のサラブレッドチャレンジカップ（金沢ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で平瀬城久騎手（18戦4勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた22戦目は、湯涌温泉特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で平瀬城久騎手（19戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた23戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

4歳（2004年）

5月3日、約7か月半の休み明けで迎えた24戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、鯉のぼり特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

5月23日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、角野達洋の今日もシャキっと!杯（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るセキノビクトリーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久々に白星を挙げた。

6月15日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた26戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したジョージダンサーを捕まえ切れず、8馬身差の2着に敗北した。

7月13日、中1週で迎えた28戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

7月27日、中1週で迎えた29戦目は、徳留康豊騎手を鞍上に迎えて、剛明君1歳誕生日記念特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた30戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は江下英昭騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。