サンライズスペック（1993年生、母ヨウキヒ）

サンライズスペック（1993年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時8歳）と交配したヨウキヒが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は西山定信。戦績は、中央平地28戦3勝2着4回、中央障害5戦1勝、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は1997年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

星川薫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

7月16日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったクイーンドロップに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

7月30日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず3着に敗れた。

8月20日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

11月12日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で本田優騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったプラントテンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月26日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で本田優騎手（6戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るミツルビャッコを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月16日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下のさざんか賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で本田優騎手（7戦1勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

3歳（1996年）

1月13日、中3週で迎えた9戦目は、4歳500万下の朱竹賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で本田優騎手（8戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったブルーライトニングに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

2月19日、中4週で迎えた10戦目は、4歳500万下のカトレア賞（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で本田優騎手（9戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、勝ったミナモトマリノスにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

3月16日、中3週で迎えた11戦目は、4歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で本田優騎手（10戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた12戦目は、4歳500万下のはなみずき賞（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で本田優騎手（11戦1勝）。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

11月10日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で本田優騎手（12戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた14戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のロックマエストロを半馬身振り切って2勝目を挙げた。

12月22日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、上籠勝仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

4歳（1997年）

1月15日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上籠勝仁騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

2月9日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（13戦1勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は上籠勝仁騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

3月15日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下の伊良湖特別（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で上籠勝仁騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入った。

4月6日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は本田優騎手（14戦1勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に敗れた。

8月17日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月30日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた22戦目は、4歳以上500万下の利尻特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（15戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（16戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のカイドウユキオウを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

11月12日、中7週で迎えた24戦目は、名古屋チャレンジカップ韋駄天賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（17戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のフジヤマゲンスイをクビ差制して4勝目を手中に収めた。

11月30日、中2週で迎えた25戦目は、G2の東海ウインターステークス（中京ダート2300m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は安田康彦騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた26戦目は、常石勝義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のサンタクロースステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

5歳（1998年）

1月18日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1800m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は本田優騎手（18戦3勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の飛鳥ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は上籠勝仁騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい16着に終わった。

3月22日、中6週で迎えた29戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルサークルに1馬身3/4の差をつけて5勝目を手中に収めた。

6月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた30戦目は、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で川合達彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月11日、中3週で迎えた31戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 雨）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6歳（1999年）

4月11日、約9か月の休み明けで迎えた32戦目は、5歳以上1600万下の梅田ステークス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は本田優騎手（19戦3勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた33戦目は、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 雨）に出走。鞍上は上籠勝仁騎手（5戦0勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月29日、中4週で迎えた34戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上籠勝仁騎手（6戦0勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。