ベルジルウェット（2017年生、母クロンドローリエ）

ベルジルウェット（2017年2月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「美しい風見鶏（仏）。本馬の額の流星の形より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のベルシャザール（当時9歳）と交配したクロンドローリエが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は富菜牧場。主な勝ち鞍は2021年の一般C20。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額900万円（4.5万×200口）で一口馬主が募集された。

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

6月8日、デビュー戦は木幡初也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は466kg。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず11着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、5着を確保した。

12月28日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず15着に敗れた。

3歳（2020年）

8月1日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から16kg絞って迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

9月18日、中6週で馬体重を前走から22kg戻して迎えた6戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の和泉のラストサムライ要生誕記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、タイクーンバゴに交わされて1馬身半差の2着となった。

10月1日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー54（名古屋ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた8戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた9戦目は、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた10戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた11戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったポルティエーレに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

12月9日、中1週で迎えた12戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた13戦目は、小西眞還暦記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は水野翔騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

4歳（2021年）

1月2日、中1週で迎えた14戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野翔騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のクワトロチェントに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月14日、中1週で迎えた15戦目は、堀川特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野翔騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた16戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた17戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた18戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、セルリアンキングに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3月10日、中1週で迎えた19戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた20戦目は、五条川特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた21戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

4月21日、中1週で迎えた22戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（6戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた23戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のアマリリス賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったマナバレンシアに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月1日、中2週で迎えた24戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬で石川県特産品が当たる賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

6月13日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2五（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったギンチャンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6月29日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定戦のダリア賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったダンゼンユウリに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月13日、中1週で迎えた27戦目は、楽天競馬でおトクにポイント貯まる賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた28戦目は、祝還暦!戸田信綱運転士出発進行記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中島龍也騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

8月24日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、兵庫県競馬の雄タガノゴールドメモリアル（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で中島龍也騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた30戦目は、魚住謙心騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬で特産品キャンペーン実施中!賞特別編成（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた31戦目は、能登富士特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は中島龍也騎手（6戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた32戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、石川県畜産協会長賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた33戦目は、一般B2二（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく8着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた34戦目は、楽天競馬はスマホでラクラク賞特別編成（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

11月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、楽天競馬で金沢競馬を楽しもう!賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は魚住謙心騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

12月14日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた36戦目は、楽天競馬はスマホでかんたん投票賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は中島龍也騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額900万円（4.5万×200口）で一口馬主が募集された。

高橋優子厩舎（金沢）へ入厩。

12月28日、中1週で迎えた37戦目は、年末も楽天競馬で投票!賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（8戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

2022年1月18日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。