ヒカリベルサイユ（2004年生、母モンレーブ）

ヒカリベルサイユ（2004年2月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋フランスの都市名」。毛色は芦毛。種牡馬のタニノギムレット（当時5歳）と交配したモンレーブが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）笠松牧場。戦績は、中央平地25戦1勝2着6回、地方8戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

3月17日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、抜け出したフェザーケープを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月29日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したスペシャルフロートを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月19日、中2週で迎えた4戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したアヴェンティーノにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月23日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したザサンデーフサイチにクビ差届かず2着に惜敗した。

9月30日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中村将之騎手（3戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したファストパスを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の高湯温泉特別（福島芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は中村将之騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

4歳（2008年）

1月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、球磨川特別（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月24日、中3週で迎えた11戦目は、五ヶ瀬川特別（佐賀ダート1750m 小雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオリオンザクロノスを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月23日、中3週で迎えた12戦目は、KJ2のはがくれ大賞典（佐賀ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

4月19日、中3週で迎えた13戦目は、六角川特設（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で新原健伸騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた14戦目は、周防灘特別（佐賀ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で新原健伸騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた15戦目は、錦江湾特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で新原健伸騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

6月21日、中3週で迎えた16戦目は、遠賀川特別（佐賀ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で新原健伸騎手（6戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

8月3日、中5週で迎えた17戦目は、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で新原健伸騎手（7戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るイブキゴルデルゼを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

12月20日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

5歳（2009年）

1月11日、中2週で迎えた19戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のニシノブルームーンに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月8日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の壇之浦特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

2月28日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の皿倉山特別（小倉芝2600m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は中村将之騎手（6戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

3月22日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の瀬戸特別（中京芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（7戦0勝）。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、6着に入り込んだ。

4月4日、中1週で迎えた23戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の明石特別（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の糺の森特別（京都芝2000m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は中村将之騎手（8戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

5月31日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の有松特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（9戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月17日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた27戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鳴滝特別（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

11月7日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の磐梯山特別（福島芝2600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は中村将之騎手（10戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた29戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマルティンスタークに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

12月13日、中2週で迎えた30戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の豊明特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた31戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の摂津特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

6歳（2010年）

1月11日、中1週で迎えた32戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の北大路特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上1000万下の稲荷特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。