ビックフォルテ（1988年生、母オカノスカーレット）

Big Forte

1988.05.03

ビックフォルテ（1988年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のロングフアスト（当時16歳）と交配したオカノスカーレットが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）岡崎牧場。戦績は、中央平地13戦0勝2着2回、中央障害14戦3勝2着8回。1993年の京都大障害（春）(重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松田博資厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

3月2日、デビュー戦は安田康彦騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は450kg。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず11着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（中京芝2000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月20日、中4週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都芝2200m 外回り 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は安田康彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた4戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたホウユウアスカ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

6月2日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた6戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝2000m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったタマスーパースターにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

7月7日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

7月28日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（小倉芝1700m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は安田康彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（小倉芝1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた10戦目は、小谷祐司騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた11戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

10月13日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は安田康彦騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

10月20日、連闘で迎えた13戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入った。

11月24日、中4週で迎えた14戦目は、古小路重男騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったレイジフォルムからクビ差の2着となった。

12月15日、中2週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で古小路重男騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったシロキタマサルから6馬身差の2着に敗北した。

4歳（1992年）

1月6日、中2週で迎えた16戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は3戦連続で古小路重男騎手（2戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月11日、約9か月半の休み明けで迎えた17戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったイイデゴッドから半馬身差の2着となった。

11月14日、中1週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったロンググレートから2馬身差の2着に敗北した。

11月29日、中1週で迎えた20戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に56kgの軽斤量で出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったロングアタックから1馬身差の2着に敗北した。

12月19日、中2週で迎えた21戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のトルーライトに半馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月27日、連闘で迎えた22戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったランドパーシァからクビ差の2着となった。

5歳（1993年）

1月24日、中3週で迎えた23戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で村山明騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったロングアタックから3馬身半差の2着に敗北した。

2月14日、中2週で迎えた24戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のシゲルデッドクロスに1馬身半の差をつけて2勝目をゲットした。

3月13日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（春）（阪神障害芝3150m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた26戦目は、障害5歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったメジロワースから2馬身半差の2着に敗北した。

5月8日、中4週で迎えた27戦目は、重賞の京都大障害（春）（京都障害芝3270m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（7戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のメジロワースに約12馬身の大差をつけて重賞ウィナーの称号をつかんだ。