スーパージーン（1998年生、母メイタイザン）

スーパージーン（1998年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサッカーボーイ（当時13歳）と交配したメイタイザンが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中地康弘。戦績は、中央平地29戦8勝2着4回。2004年のオールカマー(G2)で2着に入った他、2004年の新潟記念(ハンデG3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中地康弘から「北海道11月市場サラブレッド2歳」に上場され、架谷外茂次によって525万円で落札された。

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

9月16日、デビュー戦は畑端省吾騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は462kg。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、アスカツヨシに交わされて1馬身半差の2着となった。

10月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

11月18日、中2週で迎えた4戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず6着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は畑端省吾騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

3歳（2001年）

4月22日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったトウカイハスラーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月4日、中1週で迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

5月26日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は畑端省吾騎手（4戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のビーオンザムーヴに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月10日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下のインディアトロフィー（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（5戦1勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた10戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のディープカレントに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2002年）

1月12日、約6か月半の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた12戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝2000m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた13戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の許波多特別（京都芝2200m 外回り小雨/良）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したアトラクティーボにクビ差届かず2着となった。

3月3日、中1週で迎えた14戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の淡路特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月30日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のフェリシタルに1馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

4月27日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のエイシンワンシャンに1馬身1/4の差をつけて勝利をモノにする

12月7日、約7か月半の休養明けで迎えた17戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、G3の中日新聞杯（中京芝1800m 小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

5歳（2003年）

1月6日、中3週で迎えた18戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

1月12日、連闘で迎えた19戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のザプレイヤーに4馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

2月16日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（中山芝3200m 外→内雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でD.バルジュー騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

3月15日、中3週で迎えた21戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた22戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の湾岸ステークス（中山芝2500m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイムレスワールドに5馬身の差をつけて1番人気に応えた。

6歳（2004年）

4月24日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、オーストラリアトロフィー（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

5月16日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた24戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り雨/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月27日、中5週で迎えた25戦目は、福島テレビオープン（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のミツアキサイレンスをクビ差振り切って7勝目を奪取した。

7月18日、中2週で迎えた26戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、G3の北九州記念（小倉芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

8月29日、中5週で迎えた27戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のレニングラードに1馬身の差をつけて重賞ウィナーの称号を手中に収めた。

9月26日、中3週で迎えた28戦目は、G2のオールカマー（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（3戦2勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、逃げるトーセンダンディに3/4馬身届かず2着となった。

11月7日、中5週で迎えた29戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。