フォーインワン（2007年生、母オオトリベリーナ）

フォーインワン（2007年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時11歳）と交配したオオトリベリーナが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河育成牧場。戦績は、地方32戦10勝2着7回。2010年の福山王冠(地方重賞)に勝利した他、2010年の福山ダービー(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松本満夫厩舎（福山）へ入厩。

2歳（2009年）

7月26日、デビュー戦は三村展久騎手を鞍上に据えて、2歳戦のエリートストーリー第五戦（福山ダート800m 曇/不良）に出走。馬体重は417kg。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったミラクルサニーから半馬身差の2着となった。

8月16日、中2週で迎えた2戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、2歳（福山ダート1250m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のローズカドリーユに半馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月22日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（2戦1勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

10月11日、中2週で迎えた5戦目は、2歳（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で楢崎功祐騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったナカドイセンプーからクビ差の2着に惜敗した。

10月26日、中1週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の福山2歳優駿（福山ダート1250m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で楢崎功祐騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた7戦目は、2歳戦のプライドストーリー第一戦（福山ダート1250m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で楢崎功祐騎手（5戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のムツミクリークに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

11月29日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、2歳（福山ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で楢崎功祐騎手（6戦2勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた9戦目は、2歳地方重賞のヤングチャンピオン（福山ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で楢崎功祐騎手（7戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のビクトリーヒマワリに3馬身の差をつけて1番人気に応えた。

3歳（2010年）

1月3日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で楢崎功祐騎手（8戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったビクトリジュウベエから1馬身半差の2着に敗北した。

1月17日、中1週で迎えた11戦目は、岡崎準騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の若駒賞（福山ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のムツミクリークに1馬身の差をつけて制した。

3月7日、中6週で迎えた12戦目は、ムスカリー特別（福山ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は楢崎功祐騎手（9戦3勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のオリオンオーロラに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月22日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞のキングカップ（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（10戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のビクトリジュウベエに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

4月11日、中2週で迎えた14戦目は、卯月特別（福山ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（11戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったオリオンオーロラから1馬身半差の2着に敗北した。

5月2日、中2週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の福山ダービー（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で楢崎功祐騎手（12戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のムツミマーベラスに4馬身の差をつけて7勝目を獲得した。

6月4日、中4週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で楢崎功祐騎手（13戦6勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞の福山チャンピオンシップ（福山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で楢崎功祐騎手（14戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、彼岸花特別（福山ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で楢崎功祐騎手（15戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた19戦目は、3歳地方重賞の鞆の浦賞（福山ダート2250m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で楢崎功祐騎手（16戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったウィークリーショウからクビ差の2着に甘んじた。

10月24日、中1週で迎えた20戦目は、豊穣特別（福山ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で楢崎功祐騎手（17戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のフェミニンワイルドに2馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

11月20日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、しずない産米「万馬券」特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で楢崎功祐騎手（18戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったムツミマーベラスから1馬身半差の2着に敗北した。

12月5日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた22戦目は、3歳地方重賞の福山王冠（福山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で楢崎功祐騎手（19戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のワイエスオジョーに7馬身の差をつけて9勝目をゲットした。

4歳（2011年）

1月3日、中3週で迎えた23戦目は、地方重賞の福山大賞典（福山ダート2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で楢崎功祐騎手（20戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったクラマテングから1馬身半差の2着に敗北した。

1月30日、中3週で迎えた24戦目は、菜の花賞（福山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で楢崎功祐騎手（21戦8勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に沈んだ。

3月6日、中4週で迎えた25戦目は、啓蟄特別（福山ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で楢崎功祐騎手（22戦8勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた26戦目は、地方重賞のファイナルグランプリ（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で楢崎功祐騎手（23戦8勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた27戦目は、地方重賞の福山桜花賞（福山ダート2250m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で楢崎功祐騎手（24戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月22日、中5週で迎えた28戦目は、ひばり特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で楢崎功祐騎手（25戦8勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のシルクパナシアに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月14日、約5か月の休み明けで迎えた29戦目は、早田功駿騎手を鞍上に迎えて、カノープス賞（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた30戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、ベテルギウス賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

11月30日、中3週で迎えた31戦目は、一般B3四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川駿介騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

12月30日、中3週で迎えた32戦目は、ターコイズ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川駿介騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。