コズミックショア（2010年生、母Mary Delaney）

コズミックショア（2010年3月24日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「宇宙の渚」。毛色は鹿毛。種牡馬のElusive Quality（当時17歳）と交配したMary Delaneyが8歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地22戦1勝2着4回。2013年の紅梅ステークス(オープン牝)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

9歳のとき、ノーザンレーシングから「ノーザンファーム繁殖牝馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、西山牧場によって2,640万円で落札された。

今野貞一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

9月30日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、壮絶なハイペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエトルアンフルールに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月4日、中4週で迎えた2戦目は、2歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

12月15日、中5週で迎えた3戦目は、2歳500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したハイマウンテンにクビ差届かず2着に惜敗した。

3歳（2013年）

1月14日、中3週で迎えた4戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り曇/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、4着に終わった。

3月2日、中6週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は岩田康誠騎手（3戦1勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

3月30日、中3週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したコスタアレグレを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月20日、中3週で迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

10月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

4歳（2014年）

4月26日、約6か月半の休み明けで迎えた10戦目は、E.ペドロサ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた11戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したサチノリーダースを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月1日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

6月28日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の出石特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

10月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では超凡な末脚を披露したが、5着に終わった。

12月14日、中9週で迎えた15戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の犬山特別（中京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に敗れた。

5歳（2015年）

3月14日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

4月4日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた17戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

4月25日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

6月27日、中8週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

7月11日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松山弘平騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、5着に終わった。

8月9日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松山弘平騎手（6戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスーサンジョイにクビ差届かず2着となった。

9月5日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で松山弘平騎手（7戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。