スーサンジョイ（2012年生、母グランジョイ）

スーサンジョイ（2012年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「馬主の愛称＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時12歳）と交配したグランジョイが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）細道牧場。2017年のポラリスステークス(オープン)に勝利した他、2016年の大和ステークス(オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

岩元市三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

1月12日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

2月1日、中2週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月21日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったブルローネに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

4月11日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエッジクリフに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月26日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、伸びてきたミッキーシーガル決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

6月7日、中5週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったプロスパーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月9日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（5戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のコズミックショアをクビ差振り切って優勝

9月6日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で和田竜二騎手（6戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したミッキーシーガルにアタマ差届かず2着に惜敗した。

10月12日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の円山特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のガンジーに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月1日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（7戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のメイショウオセアンに4馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

11月29日、中3週で迎えた11戦目は、オータムリーフステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（8戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のサクラエールに1馬身1/4の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2016年）

1月11日、中5週で迎えた12戦目は、大和ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（9戦4勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のレッドアルヴィスを3/4馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

2月21日、中5週で迎えた13戦目は、G1のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（10戦5勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

9月15日、約7か月の休み明けで迎えた14戦目は、Jpn3のオーバルスプリント（浦和ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（11戦5勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた15戦目は、グリーンチャンネルカップ（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（12戦5勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って11着に敗れた。

11月20日、中5週で迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンの霜月ステークス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で和田竜二騎手（13戦5勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

12月25日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、2016ファイナルステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で和田竜二騎手（14戦5勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、5着に終わった。

5歳（2017年）

2月12日、中6週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた18戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、バレンタインステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた19戦目は、ポラリスステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（15戦5勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るコウエイエンブレムを鮮やかな末脚でクビ差だけ差し切って勝利をモノにする

3月20日、中1週で迎えた20戦目は、夢見月ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（16戦6勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月22日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、オアシスステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（17戦6勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

6月17日、中7週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた22戦目は、天保山ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（18戦6勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7月23日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデG3の中京記念（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（19戦6勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

8月27日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、小倉日経オープン（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（20戦6勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

7歳（2019年）

9月7日、約24か月半の休養明けで迎えた25戦目は、エニフステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で和田竜二騎手（21戦6勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

2019年9月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。