マイネルトゥルース（1989年生、母インターフオレスト）

マイネルトゥルース（1989年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヒダカスピード（当時10歳）と交配したインターフオレストが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は鎌田孝一。戦績は、中央平地28戦3勝2着3回、地方6戦1勝。主な勝ち鞍は1992年の五稜郭特別(900万下)。

経歴

デビュー前

河野通文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

1月12日、デビュー戦は加藤和宏騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったサクラバクシンオーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

1月25日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリードマジックを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月16日、中2週で迎えた3戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

3月15日、中3週で迎えた4戦目は、4歳500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のゴッドマウンテンに1馬身1/4の差をつけて順当に勝利した。

3月29日、中1週で迎えた5戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和宏騎手（4戦2勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた6戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 雨/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で加藤和宏騎手（5戦2勝）。17頭立ての16番人気で大外17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり16着に終わった。

7月25日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上900万下の阿寒湖特別（札幌芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で加藤和宏騎手（6戦2勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

8月8日、中1週で馬体重を前走から22kg絞って迎えた8戦目は、4歳以上900万下の五稜郭特別（函館芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で加藤和宏騎手（7戦2勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のユーワビームをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

9月27日、中6週で迎えた9戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で加藤和宏騎手（8戦3勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

10月25日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデG3のカブトヤマ記念（福島芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で加藤和宏騎手（9戦3勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた11戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ（福島芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

4歳（1993年）

5月8日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、薫風ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（10戦3勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた13戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の府中ステークス（東京芝1600m 小雨/良）に出走。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

5月29日、連闘で迎えた14戦目は、メイステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた15戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、福島テレビ杯（福島芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

8月7日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の五稜郭特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

8月15日、連闘で迎えた17戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の潮騒特別（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、逃げるキタサンムサシに半馬身届かず2着となった。

8月28日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝2000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

9月18日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の長万部特別（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったセントミリオンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月13日、中7週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の昇仙峡特別（東京ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の初霜特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた22戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の香取特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に入った。

12月25日、連闘で迎えた23戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

5歳（1994年）

1月16日、中2週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は亀山泰延騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

7月31日、約6か月半の休養明けで迎えた25戦目は、根本康広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の層雲峡特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下の北洋特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で根本康広騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の檜山特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で根本康広騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

9月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の道新スポーツ杯（函館ダート1700m 雨/重）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

6歳（1995年）

3月20日、約6か月半の休養明けで迎えた29戦目は、高田大輔騎手を鞍上に迎えて、弥生特別（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のマルカテンユウに3馬身の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。

4月16日、中3週で迎えた30戦目は、橋本幸次郎騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた31戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本幸次郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月15日、約5か月半の休養明けで迎えた32戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた33戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた34戦目は、和田正美騎手を鞍上に迎えて、サラブレッド大賞典（荒尾ダート2150m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。10着に敗れた。