トーセンピナクル（2007年生、母プリミティブアート）

トーセンピナクル（2007年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋鋭くとがった岩峰」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時8歳）と交配したプリミティブアートが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）エスティファーム。戦績は、中央平地9戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

後藤由之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

8月16日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

3歳（2010年）

1月10日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

2月14日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

3月13日、中3週で迎えた4戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

6月19日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は小野寺祐太騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

7月3日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた7戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったホクトスズランにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

8月7日、連闘で迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のラスティングソングを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

8月21日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下のタイランドカップ（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったキングスデライトをクビ差捉え切れず2着となった。