キングスデライト（2004年生、母マンデーデライト）

キングスデライト（2004年2月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「王者の喜び」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時6歳）と交配したマンデーデライトが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地31戦3勝2着3回、地方1戦0勝。2006年の野路菊ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,800万円（70万×40口）で一口馬主が募集された。

河内洋厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

7月30日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は530kg。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したマルノパイオニアを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月26日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では徐々に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のアトラクティヴを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

9月17日、中2週で迎えた3戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの野路菊ステークス（中京芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた4戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンの萩ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は本田優騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に終わった。

3歳（2007年）

2月17日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

3月31日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

4月15日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた8戦目は、3歳500万下のはなみずき賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のケイアイマイスキーに1馬身3/4の差をつけて2勝目をゲットした。

5月6日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（2戦1勝）。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。最後は脚色が鈍り18着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた10戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長谷川浩大騎手（3戦1勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた11戦目は、3歳1000万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で長谷川浩大騎手（4戦1勝）。17頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを2馬身以上保って、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

7月11日、中4週で迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

7月28日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた13戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高千穂特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

4歳（2008年）

3月2日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（5戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

5月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg絞って迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の鴨川特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

6月21日、中4週で迎えた16戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず11着に敗れた。

6月28日、連闘で迎えた17戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の和田岬特別（阪神芝1800m 外回り小雨/良）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたマルモコウテイ決め手に屈してクビ差の2着となった。

8月2日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の青島特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた20戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/不良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた21戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2400m 晴/不良）に出走。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

5歳（2009年）

10月11日、約13か月半の休養明けで迎えた22戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい17着に終わった。

11月1日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では全く伸びず12着に終わった。

6歳（2010年）

2月21日、約3か月の休み明けで迎えた25戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に終わった。

3月27日、中4週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では全く伸びず11着に敗れた。

7月24日、約4か月の休み明けで迎えた27戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて最後はメイショウベーネと並んで7着同着となった。

8月7日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下の湯浜特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったレインボーダリアにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

8月21日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下のタイランドカップ（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のトーセンピナクルをクビ差振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

9月20日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の道新スポーツ賞（札幌芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

10月10日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた31戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の清滝特別（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

12月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から22kg戻して迎えた32戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の筥崎特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。