マルモコウテイ（2004年生、母エブアド）

マルモコウテイ（2004年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋皇帝」。毛色は鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時16歳）と交配したエブアドが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）岡本牧場。戦績は、中央平地23戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

藤沢則雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

5月5日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見せ場なく15着に敗れた。

6月10日、中3週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 小雨/不良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

6月16日、連闘で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、3着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝2600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のギムレットロックに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月2日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2600m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のセブンゴールデンをクビ差振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

9月23日、中2週で迎えた8戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

10月28日、中4週で迎えた9戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

4歳（2008年）

5月17日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鴨川特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた11戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の青嵐賞（東京芝2400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の生田特別（阪神芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦2勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のキングスデライトをクビ差振り切って勝利をモノにする

7月27日、中1週で迎えた14戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の佐渡特別（新潟芝2200m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた15戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の阿賀野川特別（新潟芝2200m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

10月5日、中5週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の兵庫特別（阪神芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

10月25日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の南武特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦3勝）。17頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

11月23日、中3週で迎えた18戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

5歳（2009年）

5月31日、約6か月半の休み明けで迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の青嵐賞（東京芝2400m 雨/重）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦3勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、勝ったメインストリームにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

6月27日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の京橋特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた21戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の三田特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

8月23日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の阿賀野川特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、4着に入り込んだ。

10月4日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた23戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の兵庫特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。